KSPG、バリアブルオイルポンプの受注を多数獲得
総額2.45億ユーロの受注
大手自動車部品サプライヤーであるKSPGは、総額2.45億ユーロ相当のバリアブルオイルポンプの受注をヨーロッパ、米国および日本の複数の自動車メーカーより獲得したと発表した。このバリアブルオイルポンプは厳しい排ガス規制への対応、燃費の向上、CO2の削減に向けて、近年、大きく注目されている自動車技術となっている。
このバリアブルオイルポンプの大きな特徴は、必要とされるオイルフローの量、エンジンの温度、エンジンの回転数、エンジンの負荷状況に応じてオイルの吐出量をフレキシブルに変更することができることにある。
フランス、イタリア、メキシコの工場で生産
このオイルポンプの受注は、KSPGの子会社であるPierburgが獲得したものであり、最初の受注分は年内に生産開始となる予定である。また、その他の受注分も今後3年以内に生産が開始される予定となっている。なお、このオイルポンプはPierburgのフランス、イタリア、メキシコの工場で生産され、自動車メーカーに納入されることになる。
Pierburgの機械式バリアブルオイルポンプはベーン式のオイルポンプであり、アジャストリングにより必要に応じてオイルの供給量を変化させることができる。これに対して、従来型の非バリアブルオイルポンプは、エンジン回転が高速になるほどポンプも高速に回転し、多量のオイルを供給することで抵抗が増える可能性があった。
(画像はプレスリリースより)
▼外部リンク
KSPG プレスリリース
http://www.kspg.com