HELLA、買収により卸売り事業を強化
デンマークとポーランドの合弁会社を子会社化
大手自動車部品サプライヤーであるHELLAは、アフターマーケット用の自動車用補修部品のネットワークを保有しており、ヨーロッパにおいてはその卸売り事業および修理設備の販売も手掛けている。11月24日、HELLAはそのアフターマーケット事業を強化するため、デンマークとポーランドにある合弁会社の株式を全て買い取ることで子会社にすると発表した。
デンマークではDanish FTZの株式の21パーセント、またポーランドでは Inter-Teamの株式50パーセントを買い取り、それぞれをHELLAの完全子会社とすることで、卸売り事業の強化を図る計画である。
アフターマーケット事業を今後も強化
Danish FTZとInter-Teamは、HELLAの完全子会社となると同時に、HELLAのヨーロッパ南部と東部の卸売り事業を管理するNordic Forumの傘下となる。HELLAの最高経営責任者であるロルフ・ブライデンバッハ氏は次のように述べている。
「われわれのビジネスモデルにおいてアフターマーケット事業は重要な位置づけにあり、今後も強化していく必要がある。」(プレスリリースより引用)
Nordic Forumは主にデンマーク、ノルウェー、ポーランドの卸売り事業を管理しており、その傘下で約2,500人の従業員が働いている。なおその年間の売り上げは、約5億ユーロの規模となっている。
▼外部リンク
HELLA プレスリリース
http://www.hella.com