GKNドライブライン、イギリスで地元の学生を招き製造工場の見学を実施

生産プロセスや製造工程を学ぶ
GKNドライブラインは20日、同社のイギリス・バーミンガム工場に、アーディントンにあるクイーンズベリー学校から12人の生徒を招き、今日のハイテク製造業におけるエンジニアの労働内容について知る、企業内部見学を実施したことを発表した。

生徒は、サイトを見学し、GKNドライブラインが、レンジローバー・スポーツやレンジローバー・イヴォーク、ランドローバー・ディスカバリーなどの車両に装備しているサイドシャフトとプロップシャフトを含む主要なドライブラインテクノロジーの製造方法を体験した。

クイーンズベリースクールは、学習が困難な生徒に対応する特別教育学校であり、生徒に労働に対する見識を与え、教育の後の生活に移行していくために役立つ、就業体験や職場体験の両方を行っている。

生徒たちは、シニアマネージャーから会社についての話を聞いたり、工学に対する見識や、より広い仕事の世界を知るために、多くの実習生やエンジニアとミーティングを行ったりした。また、生産プロセスから廃棄物を排除し高い効率を得るように設計された「リーン」方式の製造工程も体験した。

貴重な機会を提供
GKNドライブライン、バーミンガム工場のディレクターであるニール・ジェルダード・ウィリアムズ氏は、次のように説明している。
「このイベントは、製造業の認識を変えるために、またクイーンズベリースクールの生徒に作業環境への見識を持ってもらうためのものです。我が社の工場に来た人は誰もが、工場が清潔で近代的であることや、我々が安全を重要視していることに心を打たれます。我が社は、学校や政府、業界のパートナーと協力し、若者が現代の製造環境に対する正確な認識を持っていることを確認していきます。」(プレスリリースより引用)

さらに、クイーンズベリースクールの校長であるヴェロニカ・ジェンキンス氏は次のようにコメントした。
「これは、クイーンズベリーの学生にとって、仕事の現実の世界を体験する素晴らしい機会となっています。私たちは、生徒たちにとって素晴らしい機会となる見学を通して、GKNのスタッフが学生に提供した支援に感謝しています。」(プレスリリースより引用)

サイドシャフトとプロップシャフトを生産
GKNドライブラインのバーミンガム工場は、約780人の従業員を擁し、年間で、300万台以上のサイドシャフトと100万台のプロップシャフトを生産している。

このイベントは、そのバーミンガム工場が主催する、「製造の内側を知る」プログラムの一環として最新のイベントであり、子供たちに、今日の製造環境を体験する貴重な機会を与えている。


▼外部リンク

GKN Driveline News
http://media-centre.gkndriveline.com