GKNドライブライン、eAxle技術を量販モデルへ
性能向上とCO2削減に貢献
自動車部品の大手サプライヤーのGKNドライブラインは14日、従来ポルシェ918スパイダーやBMWi8向けに供給してきたハイブリッド技術を、今後はより量販モデル向けにも展開していくことを明らかにした。GKNが開発したCセグメント車両向けのeAxleモジュールを採用することにより、自動車メーカーは性能の向上と50パーセントのCO2排出量削減を両立するプラグインハイブリッド車両を提供することが可能となった。
前輪駆動を電動4WD化
このGKNの技術により、自動車メーカーは車両の動力を内燃機関より電気化することが可能となる。標準的なCセグメントのプラグインハイブリッド車両であれば、内燃機関による100kWの動力に加えGKNのeAxleがモーターにより65kWの動力を上乗せすることが可能となる。前輪駆動車にGKNのコンパクトかつ軽量なシングルスピードeAxleを後輪用に採用することで、プラグインハイブリッドと電動4WD機能を両立することが可能となる。
GKNドライブラインでeDriveシステムのマネージングディレクターであるライナー・リンク氏は次のように述べている。
「ハイブリッド技術のサプライヤーで唯一4WDシステムを供給できるのはGKNだけであり、自動車メーカーは、車両の重量バランスを最適化することにより車両をトルク伝達に優れたeAWD化することが可能となる。」(ニュースリリースより引用)
(画像はプレスリリースより)
▼外部リンク
GKNドライブライン ニュースリリース
http://media-centre.gkndriveline.com