KSPG、ディーゼル用ピストン部品を大量受注
チェコで2019年より生産開始
自動車用部品の大手サプライヤーであるKSPGは、その子会社であるKS Kolbenschmidt GmbHが、ライフタイムで約3,250万ユーロ相当のディーゼル用ピストンモジュールの受注を獲得したと発表した。これは大手米系自動車メーカーが欧州工場で生産する3気筒ディーゼルエンジンに搭載されるピストンモジュールである。2019年よりKS Kolbenschmidt GmbHがチェコ共和国のウースチー・ナド・ラベムに保有する工場でこれらのピストン部品が生産される計画である。
燃費向上と排ガス低減に大きく貢献
ピストンはリングとピンがアセンブルされた状態で納入される予定であり、今回の大量受注はKS Kolbenschmidt GmbHのピストン部品分野において高い競争力を有することを証明するものであるといえる。今回供給されるピストンは、リングキャリアとクーラント流路にNanofriksブランドのナノ粒子コーティングがされていることから、低フリクション時においても高い耐久性があり、燃費向上と排ガス低減に大きく貢献することが可能となっている。
KSPGは2015年の売り上げは26億ユーロの規模であり、11,000人の従業員が欧州、米国、日本、インド、中国にある約40の工場において自動車用部品の生産に従事している。
(画像はプレスリリースより)
▼外部リンク
KSPG プレスリリース
http://www.kspg.com