フォルシア、2つの技術でPACEアワードのファイナリストに
バルブとカービング技術
自動車部品の大手サプライヤーであるフォルシアは、同社のアダプティブバルブとカバー・カービング技術が2016年のPACEアワードを獲得したと発表した。このフォルシアの2つの技術が車両の軽量化と車内における快適性の最適化に貢献したと判断され、フォルシアはPACEアワード30社に選ばれることになった。
エンジンの軽量化とシートの最適化
フォルシアのアダプティブバルブを採用することで、自動車メーカーはマフラーを最大で30パーセント小型化すると同時に、またエキゾーストシステムを20パーセント軽量化することが可能となる。これに加えて、気筒休止システムがあるエンジンにこのアダプティブバルブを採用することで、エンジンが8気筒から4気筒に切り替わる時のエンジン音の変化を無くすことができる。
カバー・カービング技術は、シートカバー制作において高い品質の立体加工を可能とすると同時に、開発と製造における工程を短縮化するものである。
この技術を採用することで、高品質な凹凸のあるエンボス加工が可能となり、治具コストの80パーセント低減と、軽量バックパネルを使用することで20パーセントの軽量化も可能となる。
(画像はプレスリリースより)
▼外部リンク
フォルシア プレスリリース
http://www.faurecia.com