GKNドライブライン、高度なドライブラインに対応する新工場をポーランドに開設

様々な自動車メーカーの車両とプラットフォームを生産
GKNは4日、ポーランドのオレシニツァに、14,280平方メートルの新しい工場を開設したことを発表した。

これは、1650万ユーロをかけた投資計画の第一段階であり、ポーランドにおけるフットプリントを効果的に倍増させるものといえる。また、この地域において、より高度なサイドシャフトとプロペラシャフトの需要増加に対応するのに役立つものだ。

このオレシニツァ工場では、メルセデスベンツ、フォルクスワーゲングループ、フィアット、クライスラーの自動車や、ゼネラルモーターズやボルボによって製造されるグローバルな車両プラットフォームに対し、ドライブラインテクノロジーを供給する。

また、新しい工場は、等速ジョイントを生産している、GKNの既存施設の近くに位置しており、約50人のエンジニアを採用し、顧客プログラムのテストとアプリケーションエンジニアリングサポートを提供する。

ヨーロッパの中心拠点
顧客や従業員や地元の有力者が列席した開所式において、GKNドライブラインの最高経営責任者であるフィル・スワッシュ氏は、次のように挨拶した。
「ポーランドは、GKNがグローバルに供給する本質的なドライブライン技術の開発と生産のための重要な、地域の中心拠点です。ポーランドでのフットプリントの拡大は、ヨーロッパにおける我が社の主導的地位を強化するものであり、これにより、GKNが、より軽く、よりスムーズで効率的なドライブラインを作るのに役立つ技術に対する需要のペースを保つことが可能になります。」(プレスリリースより引用)

工場の発展計画も
GKNは、1996年にポーランドで事業をスタートさせ、現在は約1,000人を雇用している。オレシニツァにおける生産が増加すると、今後3~4年間で1400人の従業員を雇用することが期待されており、また、将来の工場の開発計画は、鍛造を行う機能を新しく追加することを含んでいる。

フル稼働すると、工場は、年間で1000万台のサイドシャフトと、100万台のプロペラシャフトを生産する能力を持つことになる。

GKNドライブライン、オレシニツァ工場のディレクターであるMariusz Karolewski氏は、次のように述べている。
「ポーランドにおける事業の拡張は、GKNが本質的なドライブライン技術にもたらす革新性と品質のための強い需要を表すものです。東ヨーロッパに拡大する自動車メーカーとともに、この新しい施設は、ローカル供給と技術サポートをさらに提供しており、ポーランドの自動車部門は、ますます強力になっていることを示しています。」(プレスリリースより引用)



▼外部リンク

GKN Driveline News
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