メリトール、自動車技術者の実習のために大学にアクスルなどを寄付
トラックやバスの技術者養成に貢献
メリトールは、技術者の実習生によって現在構築されている1985年型 Mack Midliner truckのために、ロンドンとカナダのオンタリオにあるFanshawe Collegeに、アクスル2台とドライブラインとブレーキを寄付した。部品は、組み合わせた小売価格で18,000ドル以上の価値があり、メリトールは、このプロジェクトで最大の寄付を行っている。
北米フィールドセールスのゼネラルマネージャーであるジェームス・テイラー氏は、次のようにコメントした。
「北米では技術者の成長が十分ではないという問題に直面し続けており、業務用機器をメンテナンスする資格を持つ人たちの次世代の人材を開発することに対して、業界の焦点をおくことは重要です。」(プレスリリースより引用)
大学のトラックと大型バス技術者実習プログラムに在籍する学生は、トラックを構築することに従事し、オンタリオ州トラック連盟における主催イベントやレースのために、7月には準備ができているようにする。
より実践的な実習を
プログラム・コーディネーターであるマーク・ラッセル氏は、この実習の意義について、「異なるパーツを製造し組み立てを学ぶことに加え、トラックを構築することは、自分のスキルを披露できるように、実習生の技量を活用し、創造性を切り開く良い機会だ。」と述べた。2015年に始まったこのプロジェクトでは、学生は、シャーシとエンジンの組み立てを行い、最近では運転台やフード、トランスミッションの据え付けも行っている。
さらにラッセル氏は次のように続けた。
「トラックの外観とパフォーマンスの面では、我々は、整ったノスタルジックな外観とエンジン音を目指して取り組んでいます。我々は、求めている外観とエンジン音に近づいており、エンジンの作動を見たり聞いたりする時に興奮しています。」(プレスリリースより引用)
ライセンスも取得可能
トラックや大型バスの技術者実習プログラムに従事する学生は、トラックの修理施設で働いている。学生たちの雇用者は、授業やオンラインセッションと職場ベースのトレーニングの組み合わせに理解を持ち、Fanshawe Collegeにおける3回の2ヶ月の時間ブロックに、学生が参加するのを許可している。
実習が完了すると、卒業生は、Ontario College of Tradesによって発行された310T技術のライセンスを獲得することができ、ライセンス技術者は、カナダのすべての州で仕事することが可能となっている。
▼外部リンク
Meritor Press Releases
http://www.meritor.com