テネコ、日本のテクニカルセンターを拡張

製品テストや製品開発サービスを提供
テネコは、日本の横浜にあるテクニカルセンターを拡張することを発表した。

テクニカルセンターは、製品テスト機能の完全な範囲を含むエンジニアリングおよび製品開発サービスを提供しており、軽車両・商用トラック・オフハイウェイ機器などの用途に向けた、クリーンエアーとライドパフォーマンス製品のフルラインをサポートしている。

テネコ、アジア太平洋のシニアバイスプレジデント兼ゼネラルマネージャーであるPatrick Guo氏は、次のように述べた。
「最先端のエンジニアリング機能とともに、我が社の日本の顧客にサービスを提供するために、拡張した研究開発センターをオープンすることを嬉しく思います。我が社のエンジニアリングノウハウ、システムインテグレーションにおける世界的な規制に関する専門知識と能力によって、革新的な、費用対効果の高いソリューションを顧客に提供することを実現します。」(Business Wireより引用)

様々な高性能テスト機能
テネコジャパンテクニカルセンターでは、ディーゼルおよびガソリンエンジン用排気制御システムのテストで使用される2つのエンジンの動力計を備えている。

また、エミッションコントロールテスト機能は、音響試験用の無響室、背圧検証のためのコールドフローベンチ、熱耐久テスト、ホット振動テスト、システム設計と分析、モデリング、音響解析、高度なCAEツールを用いた性能検証を含む。

その他、予測分析・性能評価・音響テストを含む車両サスペンション製品のテスト機能も提供。完全なライドパフォーマンスシステムの開発をサポートするために、テネコジャパンのエンジニアは、顧客のためのカスタムソリューションを作成するために特別に設計された2つのモバイルライドチューニングバンを使用している。

エンジニアは、顧客がいる場所においてオンサイトでこれらのモバイル研究所から作業を行い、特定のブランドのライドパフォーマンス、ハンドリングと快適な特性のために最適化されたサスペンションシステムを作成することができるのだ。

クリーンエアーとライドパフォーマンス製品を供給
テネコ、日本&グローバルOEM事業のゼネラルマネージャーである下西康晴氏は、次のようにコメントした。
「この拡張は、日本の顧客に対する我が社のコミットメントと、我が社のグローバルなエンジニアリング・フットプリントを強化することに対するコミットメントを表しています。我々は、世界的な先進技術と卓越したエンジニアリングサポートを、自動車および商用トラック、オフハイウェイの顧客に提供することに焦点を当てた、日本における我が社の能力を強化し続けています。」(Business Wireより引用)

テネコは、1973年より日本で事業を展開し、現在は、クリーンエアーとライドパフォーマンス製品を、日本を拠点とする軽自動車とオフハイウェイ機器メーカー8社に供給している。

6800平方メートルにわたる横浜のテクニカルセンターでは、エンジニアリングやテスト担当者を含む18人の従業員が働いており、その他、大阪に製造工場、名古屋に事務所を持っている。


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Business Wire
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