リア、ハンガリーに新しいレザーカッティング工場を開設
ヨーロッパの高級車にレザー部品を供給
自動車の座席と配電システムの世界的なリーディングサプライヤーであるリア・コーポレーションは、ハンガリーのソルノクにレザーのカッティングを行う新しい工場をオープンしたことを発表した。開所式は、政府から、ソルノク市長のサーレイ氏と国民経済大臣のヴァルガ・ミハーイ氏、リアからは、グローバル製造担当副社長ケント・マース氏と欧州事業部長ジョン・ステインズ氏が列席して、執り行われた。
新工場は、2004年に建設された既存レザー生産施設の反対側にあるソルノク工業団地に位置しており、2015年12月に完工。2000万ユーロの投資により、16000平方メートルの面積を有して建設され、生産スペースは倍増された。リアのイーグルオタワ部門の一環として、ヨーロッパの多くの高級車メーカーにレザー部品を供給する。
2つの工場を合わせて、従業員数は2000人以上で、地域で最大の民間雇用者となった。
職人技と革新的技術の融合
リアのシート担当執行副社長兼会長であるレイ・スコット氏は、次のように述べた。「自動車のパフォーマンスと高級シートのグローバルリーダーとして、我が社は、独自の業界最先端の機能と世界トップクラスの職人技に重点を置いています。我が社は、継続的な発展に伴い、ハンガリーのソルノクにおいて投資を行い、生産能力を拡張しました。我々は、この複雑なプロジェクトに取り組んだ人々に感謝し、また、我々の専門チームと、地元政府や社会から受けるサポートを、非常に誇りに思っています。」(プレスリリースより引用)
1865年に創設されたリアのイーグルオタワ部門は、伝統的な職人技と革新的な技術を融合させる長年の伝統を持っており、すべての自動車内装用途および自動車市場セグメントのための真のレザーソリューションの設計と製造を行っている。
イーグルオタワのレザー関連事業には、デザイン、研究開発、製品の検証や、レザーの仕上げ・カッティング・縫製などの製造などがある。
2015年1月にイーグルオタワの買収が完成し、リアは、職人技・設計オプション・全体的価値の分野で、世界的な強化されたシートの生産能力とともに、世界有数の高級自動車用レザーのサプライヤーとなった。
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