GKNドライブライン、メキシコに最先端の製造施設をオープン

メキシコとグローバルの需要増に対応
GKNドライブラインは10日、メキシコのビジャグランに最先端の製造施設を建設し、生産を開始したことを発表した。

1750万ドルをかけた新しい施設は、急成長する自動車産業と全輪駆動(AWD)車両向け製品の、地域およびグローバル需要の堅調な成長に対応するものだ。

GKNドライブライン最高経営責任者(CEO)であるフィル・スワッシュ氏は、次のようにコメントした。
「AWD向け製品の世界的な需要増加が、GKNの高性能軽量ドライブラインテクノロジーの成長を推進しています。 GKNは、軽量で高効率、車両の統合を容易にする革新的なプロペラシャフトの設計を提供しています。今回の拡張は、グローバルな自動車プラットフォーム用の主要なドライブラインシステムサプライヤーとしての我が社の地位を強化し、メキシコの自動車産業の更なる成長をサポートすることを実現するものです。」(プレスリリースより引用)

様々なメーカー用のプロペラシャフト等を生産
12000平方メートルの面積を持つビジャグランのGKNドライブライン第2工場は、グアナファトの中央州にあり、自動車製造の中心である。同工場では、より迅速な組み立てが可能で速い回転速度での操作を実現した、新型高性能のプロペラシャフト「GKN VLi」を生産する。

顧客は、アウディ、BMW、フィアットクライスラー自動車、フォード、ホンダ、マツダ、日産、フォルクスワーゲンなど。工場は、フル生産で、年間100万台以上のプロペラシャフトを生産することを見込んでおり、新しい等速ジョイント加工施設だけでなく、新しいプロペラシャフトの塗装ラインも稼働させる。

GKNドライブラインは、1979年に初めてメキシコに進出し、現在は、3つの工場において、2075人を雇用している。また、同工場に380人の従業員を新規雇用する予定。

メキシコGKNドライブラインのディレクターであるFidel Otake氏は、次のように述べた。
「この工場での生産を開始することで、メキシコにおけるGKNの長年の業務が新たな段階に入り、我々は、自動車メーカーとともに、現地生産のグローバルプログラム数の増加に対応するサポートを強化し、メキシコ市場に最新の技術をもたらします。」(プレスリリースより引用)



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