Gestamp、ホンダとの協働でグレートデザインインスチール賞を獲得

シビックの革新的なシステムが評価
自動車用金属部品やユニットの設計・開発・製造を専門とするGestampは11日、ホンダと共同で、グレートデザインインスチール(GDIS)賞を獲得したことを発表した。

この賞は、スチール市場開発研究所(SMDI)によって授与されたもので、2016年北米最優秀車となったホンダシビックの開発における、ホンダとGestampの緊密な連携が評価された。

Gestampとホンダは、ソフトゾーンシステムを共同開発しており、この革新的なシステムは、衝撃エネルギーが衝突時にコンポーネントによって吸収されることから、安全性の面で大きな前進といえる。

この共同開発は、日本のホンダにおいて2013年から開始され、その後、グローバルな開発チームの業務として、2014年に北米にシフトされた。

昨年末に始まったホンダシビックの生産は、Gestampが20カ国、95の工場で行っている研究開発における、圧倒的な成功によるものだ。また現在、同社は、ウェストバージニア州の工場で2016年ホンダシビックのための様々な車体部品を製造している。

自動車メーカーとの提携で最先端の開発を実現
SMDIは、革新的な材料を開発し、それらの自動車業界における使用を促進することによって、スチールの使用を推進する組織。高強度スチールにおける最先端のイノベーションの開発を評価して、毎年この賞を授与している。

ミシガン州リヴォニアで開催された授賞式において、Gestamp、ホンダ担当キーアカウントマネージャーであるKou Khang氏は、次のように述べた。
「最先端の技術と、クライアントとの共同開発に対するコミットメントは、Gestampが、乗客の安全性と軽量化に不可欠な部品の開発において、自動車メーカーと提携する企業となったことを意味しています。」(プレスリリースより引用)

さらに、Khang氏は、ホンダからの信頼を得て協働できたことに感謝し、また、グローバルな舞台でGestampとホンダを評価してくれたSMDIにも感謝の意を示した。

多様な素材によるソリューションをグローバルに展開
Gestampは、自動車メーカーとの緊密な連携において最先端技術を共同開発することにコミットしており、このアプローチにより、より軽量で安全な自動車を製造するために、最大限に軽量化するように設計された車体とメカニズム、シャーシの共同製造が実現した。

また、同社は、技術リーダーとなることと、北米など、世界的な大手メーカーとのコラボレーションを向上させることができ、成長の可能性を持つ重要な地理的領域における市場シェアの拡大を目指している。

イノベーション業務や12の研究開発センターで作業に携わる1300人以上の従業員とともに、Gestampは、北米・中国・日本において、このタイプの新しい施設をオープンする計画を持っている。

同社グループは、素材に基づく複数のソリューションやスチールによって評価されており、スチールやアルミニウムと、あらゆるタイプの繊維製コンポーネントとの最良の組み合わせを、顧客に提供するために、「マルチマテリアル」ソリューションの市場を有している。

(画像はプレスリリースより)


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Gestamp Press Releases
http://www.gestamp.com