ヒュンダイ、ドイツに新しい公共水素ステーションを開設
最高水準のテクノロジーによる水素ステーション
韓国の大手自動車メーカーヒュンダイは、この夏を目処にドイツの同社ヨーロッパ本部に公共水素ステーションを開設することを、7月11日のプレスリリースで発表した。ドイツでは近年、水素への期待が高まっており、ベルリン、ハンブルク、ミュンヘン、デュッセルドルフやシュツットガルトといった大都市ですでに普及し始めている。およそ20カ所の水素ステーションが設置されている。
ドイツ政府は2023年までに水素ステーションを400カ所建設する予定となっており、設置に当たり助成金も支給される。ヒュンダイが建設予定の水素ステーションは、最高水準のテクノロジーを使用し補給時間も改善される見込みだ。
水素200kgを蓄えた新ステーションは1日最大30台まで対応
ヒュンダイの新ステーションは、「エア・リキード」と「クリーン・エナジー・パートナーシップ」が資金提供し建設される予定となっている。新しいテクノロジーを駆使した水素ステーションは、燃料電池による走行をこれまでの2倍に延ばすことが可能だ。「クリーン・エナジー・パートナーシップ」は、環境に優しい「水素」を燃料として確立するため、2002年に設立。EUが目指す、2050年までに温室効果ガス排出量を80%削減する目標を達成する目的がある。
世界で初となる燃料電池電気自動車であるix35を販売しているヒュンダイ。ix35は、現在ヨーロッパ12か国で300代以上が走行している。水素で動く自動車の先駆けとなったヒュンダイは、今後もゼロエミッション車両の発達に力を入れていく。
(画像はプレスリリースより)
▼外部リンク
ヒュンダイ
http://worldwide.hyundai.com/WW/Main/index.html
ヒュンダイ・プレスリリース
https://www.hyundai.news/eu/technology/