Leoni、国際サプライヤーフェアで自動車用イーサネットケーブルを展示

車両内部のデータ転送に最適
自動車やと他の産業のケーブルおよびケーブルシステムのヨーロッパ大手プロバイダであるLeoniは、ドイツのヴォルフスブルクで10月18日から20日まで開催される国際サプライヤーフェア(IZB)において、新しいDacarファミリーデータケーブルを出展することを発表した。

シールド付きおよび非シールドのケーブル製品は、現在、自動車のイーサネット、車両のデータ通信における今後の標準のために使用されている。産業用途から派生したイーサネット規格の導入により、自動車業界において、車両内部のデータ転送の需要も引き出した。

また、現在の一般的なデータ通信に適用されている「100BASE-T1」規格は、単一の非シールドツイストペアケーブルにおいて、毎秒100メガビットの双方向データ転送を提供している。

Leoniは、製品ファミリーにこの技術を適合させ、IZB 2016で、Dacar製品ラインの新しいケーブルを展示する。

常に高い対称性を提供
Leoniのエンジニアは、振動や湿気、汚れにさらされた場合でも、ケーブルの高い対称性を確保することができるように層状のイーサネットケーブルを開発した。

これらは、イーサネットケーブルに向けたOPEN Alliance SIGコンポーネントの仕様を満たしている。ケーブル設計の機能のポイントの1つは、最適化された原料の使用である。構造は、時間と空間の両方の点で、可能な限り対称的でなければならない。

その場合にのみ、メタルクラッドホイルやモールとしての建設的なシールド要因がなくても、外部の破壊的影響、あるいは隣同士で使用されているケーブルの相互の障害を低減することができる。

さらなる大容量データ転送技術
EMC(電磁両立性)に敏感な設置スペースにおいて、一定の対称性による干渉抑制は十分ではない。これが、モールやホイルシールド付きイーサネットケーブルの使用を、このような場合に勧めている理由である。

こうした製品は、サラウンドビューカメラシステムには装着されており、中心部はさらに、これらのケーブルの外径を減少させるために、発泡体とすることができる。また、設計における主な要因は、表面伝達インピーダンスとシールド減衰などのパラメータである。

Leoniは現在、1ギガビットのデータ転送のためのソリューションに取り組んでいる。

(画像はプレスリリースより)


▼外部リンク

Leoni Press Releases
https://www.leoni.com