リア、自動車シートの高度な開発ソリューションを提供する専門家チームを起動

デザインやエンジニアリングの専門家
リア・コーポレーションは、12月1日付けのプレスリリースで、次世代のシートのための卓越した設計を行うための高度な開発ソリューションを提供する専門家チーム「Crafted by Lear」を紹介している。

「Crafted by Lear」は、デザインプロセスの早い段階で自動車メーカーと密接に協力して、最も想像力豊かなシートデザインの生産を実現することを目指している。その中心には、熟練のシートデザインとエンジニアリングのプロフェッショナルからなる世界レベルのチームを収容するダイナミックなスタジオである「クラフトマンシップ」の新しいセンターがある。

リアは、主要な専門家チームを活用して、同社の完全なシートシステムに関する専門知識・グローバルな製造ネットワーク・優れたOEM顧客の豊富な経験を活用することによって、自動車メーカーの設計ビジョンに沿ったソリューションを開発している。

このセンターには、高度なエンジニアリング・カラーとトリム・産業トレンド・ベンチマーキング・材料など、さまざまな分野の専門家が従事しており、施設の機能やサービスを紹介するツアーもある。

インテリアの中核となるシート
リアの上級副社長兼社長であり、リア・シーティングの社長であるレイモンド・E・スコット氏は、次のように語った。
「車のバイヤーは、これまで以上に幅広いインテリアについての選択ができます。シートは、インテリア全体の外観・品質・快適性に大きな役割を果たしており、我が社のプレミアムサービスは、自動車の顧客に最高のソリューションを実現する独自のアプローチを提供することができます。」(プレスリリースより引用)

スコット氏は、「Crafted by Lear」が、2019年から2021年に開始される3つのプレミアムOEMプロジェクトに焦点を当てたパイロット段階にあることを明らかにした。さらに、サービスは高級車に限られておらず、SUV・CUV・トラックなどあらゆる範囲の車両をカバーする、と付け加えた。

設計プロセスの初期段階から協力
自動車メーカーは、伝統的に、既に設計されたシートを選択してから、量産に移行する前にブランドに合わせて修正を行ってきた。「Crafted by Lear」によって、OEMは、イノベーションを促進し、デザインビジョンがプログラムの開始時に完全に表現されることを確実にするために、設計プロセスの早い段階でリアと提携することが可能になる。

「Harmonic Precision」と呼ばれるリアのクラフトマンシッププロセスにおける主要な要素は、クラフトマンシップセンターのスタジオで開始され、完璧な実行を保証するために、生産におけるプログラムのパフォーマンスを監視している。

また、「Harmonic Precision」は、リアのシート機能をフル活用し、「驚くべき」機能やイノベーションなどの差別化に基づいてシートデザインを評価する「X-Factor」を活用している。


▼外部リンク

Lear Press Releases
http://www.lear.com/