フォルシア、イランに新たな合弁会社を2社設立

イランでの事業を拡大
自動車部品大手フォルシアは2日、イランのCrouse社とAvrand社の合弁であるMAAD社と、イランで3番目の合弁事業となるFaurecia Crouse Advanced Exhaust System(以下、FCAES)を設立することで合意したと発表した。

FCAESはフォルシアとMAAD社が50:50で出資して、イランの自動車産業向けに排ガス制御システムの開発生産を行っていく計画である。

また、排ガス基準ユーロ5に適合するホットエンド(エンジンに近い高温部) およびコールドエンド (エンジンから遠い部分)双方をカバーする排ガスコントロールシステムを2017年末より生産する予定となっており、2020年には市場シェア25%を獲得することで5,000万ユーロの売上高を見込んでいる。

内装部品とシートでも合弁設立
フォルシアは、イランのAzin Khodro社と内装部品の合弁会社AFISCOを設立して2018年前半より生産を開始する予定であり、2020年までの売上高5,000万ユーロを目指している。

また、イランの既存の合弁事業FAPSCOは、自動車用シートとフレーム、カバーの生産能力を増強し、現在の供給先であるルノーのほか、プジョー、イラン・ホドロにも供給していく計画となっている。これにより年産能力を34万台分に拡大して2020年には1.5億万ユーロの売上高を目指すとしている。

(画像はプレスリリースより)


▼外部リンク

フォルシア プレスリリース
http://www.faurecia.com/