thyssenkrupp、中国にパワーステアリング工場を建設

2億ユーロを投資で800人の新規雇用創出
自動車部品の大手サプライヤーであるthyssenkruppは、中国の常州に2億ユーロを投資して電動パワーステアリング工場を建設中であると発表した。

この建設中の工場の敷地面積は150,000平方メートル規模となる予定であり、中国および世界の自動車メーカー向けに来年より部品供給していく計画である。

中国のパワーステアリング事業において中心的な役割
電動パワーステアリングシステムの生産能力は年間400万ユニットになる見込みで、約800人の新規雇用が創出される予定となっている。

thyssenkruppのコンポーネントビジネス事業の最高経営責任者であるKarsten Kroos氏は次のように述べている。
「われわれは、自動車メーカー向けに小型自動車、SUV、バン用と幅広い電動パワーステアリングシステムを供給することができる。昨年は電動パワーステアリング事業で80億ユーロ相当の受注を獲得しており、北米、ヨーロッパ、アジアにおける生産網も拡大してきた。中国の常州の新工場は、中国のパワーステアリング事業において中心的な工場とする計画である。」
(プレスリリースより引用)

thyssenkruppはこの3年間で中国に約3億ユーロの投資を行い自動車、建設、風力発電の分野において生産能力の拡大を行ってきた。すでに11カ所の工場を保有している。

(画像はthyssenkruppホームページより)


▼外部リンク

thyssenkrupp プレスリリース
https://www.thyssenkrupp.com/