フォルシア、Amminex社への資本参加を拡大しディーゼルエンジンのNOx削減を強化
NOxほぼ排除のシステムを開発
フォルシアは、デンマークのAmminex社の株式91.5%を購入し、資本参加を強化したことを発表した。Amminex社は、ディーゼルエンジンの窒素酸化物(NOx)汚染物質をほぼ完全に排除することを実証したアンモニア貯蔵および輸送システムである「ASDS」を開発した企業。フォルシアは、2009年の半ばからAmminex社と緊密な協力体制を取っており、これまで同社の42%の株式を所有していた。
今年のパリモーターショーにおいて、フォルシアは、乗用車向けの新しいフォーマットの「ASDS」システムと、商用車用のAmminexソリューションを展示した。フォルシアは、今回の資本参加拡大にあたり、商用車と乗用車の両方でこの技術の開発を強化することを期待している。
また、フォルシアは、船舶やボートに使用されるオフロード車や高馬力(HHP)エンジンなど、「ASDS」の他の用途についても詳細に研究を行っている。
クリーンなソリューションを全車種に
EVP Faurecia Emissions Control Technologies のクリストフ・シュミット氏は、次のように述べている。「『ASDS』は、数百万キロを超える実走行条件で検証済みの、大気の質を改善する画期的な技術です。我々は、Amminex社への資本参加が拡大したことを嬉しく思っています。これにより、すべての車種にこのクリーンなモビリティソリューションを導入することが可能になります。」(プレスリリースより引用)
Amminex社は、コペンハーゲン近くのセボーにある本社と、ニュボーにある6,500平方メートルの最先端の生産施設において、50名の従業員を雇用している。同社のCEOであるAnnika Isaksson氏と、設立者でチーフ・テクノロジー・オフィサーのTue Johannessen氏は、今回の新しい開発段階では、技術を提供するために、これまでの役職が保持される。
(画像はFaureciaより)
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