リア、ワイオミング州運輸省接続車両パイロットプログラムのパートナーに選定
ロードサイドユニットと車載ユニットを提供
リアは、同社がワイオミング州運輸省から自動車用シートおよび電気システムの世界的サプライヤーとして、車両から車両、および車両からインフラへの先進的なロードサイドユニットおよび車載ユニットを提供する独占的パートナーに選ばれたことを発表した。自動車とコミュニティがより緊密に接続されるようになっている現在、リアは先進的な接続技術をリードする企業である。
2015年にArada Systemsを買収したリアは、ハードウェア・ソフトウェア・サイバーセキュリティなどロードサイド・インフラストラクチャや他の車両に、車両を接続するのに必要な自動車用電気システムのための補完的な機能を備えている。
現在、同社は、アメリカ国内8つの州と5つの郡における20ヵ所以上にロードサイドユニットを配備している。
厳しい環境での運転に重点を置いたパイロットサイト
ワイオミング州は、アメリカ運輸省の接続車両関連パイロットサイトの1つとして、悪天候時にトラックを運転したり、高速道路を運転したりすることに重点を置いた開発を行っており、リアは、このパイロットプログラムに関連するすべての安全アプリケーションを提供。さらに、リアのE-Systems事業部門は、厳しい環境に耐えるように設計された、同社の車載接続製品ポートフォリオの次世代製品である「Locomate Roadstar」において、専用ショートレンジ通信・高精度GPS・Wi-Fi・セキュリティなどの機能を有している。
官民協力して車両接続製品業界をリード
リアの上級副社長でありE-Systems事業部門の社長であるFrank Orsini氏は、次のようにコメントした。「我が社が持つ、車載用インフラストラクチャとロードサイド・インフラストラクチャ両方における独自の専門知識を紹介でき、車両接続ソリューションを提供するためにワイオミングなどの州と密接に連携するという我々のコミットメントを示すことを嬉しく思っています。我が社のE-Systemsチームは、自動車接続プラットフォームの革新を行うことに重点を置いており、業界をリードする車両接続製品は、世界のエンジニアが卓越した製品を市場に投入した結果です。」(プレスリリースより引用)
一方、ワイオミング州運輸省のディレクターであるビル・パノス氏は、リアを優れたグローバル企業として、パートナーシップを結ぶことに感謝して、次のように述べた。
「我々のチームとリアは、官民の共同作業の素晴らしい例として協力を行ってきました。我々は、製品・ビジョン・従業員が世界のV2X業界の最前線にいて、ワイオミング州において、この分野で主導権を握っていることを誇りに思います。」(プレスリリースより引用)
(画像はLearより)
▼外部リンク
Lear Press Releases
http://www.lear.com/