リア、グルーポ アントリンからの事業買収が完了

自動車シート事業を強化
自動車用シート部品とエレクトリカルシステムの大手サプライヤーであるリアは4月28日、グルーポ アントリンから買収した自動車シート事業の買収手続きが完了したことを明らかにした。

グルーポ アントリンの自動車シート事業の年間売上高は約3億ユーロの規模で、ヨーロッパ5カ国と南アフリカで事業展開を行っている。

また、同事業はジャストインタイムによる組み立て、構造および機構部品、シートカバーの分野を手掛けており、ダイムラー、プジョー・シトロエン、ルノー日産、フォルクスワーゲンなどのヨーロッパ自動車メーカーと取り引きがある。

12カ所に生産施設
リアの社長兼最高経営責任者であるMatt Simoncini氏は次のように述べている。
「グルーポ アントリンの自動車シート事業は、リアにとって最適な事業であり、われわれの戦略であるコア事業の強化に適合するものである。これにより企業の成長を加速して、最大の価値を株主に還元していく。また、グルーポ アントリンの事業は、高い品質と納入先の評価を得ており、ヨーロッパ自動車メーカー各社とも深いつながりがある。」(プレスリリースより引用)

グルーポ アントリンの自動車シート事業は、経験豊かなマネジメントチーム、最新の施設とリーン生産の体制、高い品質と高い機能性と軽量設計などの革新性において高い評価がある。

また同事業部はフランスに本拠地を置き、12カ所の生産施設と2つの研究開発センターを保有しており、2,273名の従業員体制となっている。

(画像はリア ホームページより)


▼外部リンク

リア プレスリリース
http://www.lear.com/