リア、ミシガン州のフリントに新しい自動車シート製造施設を建設
近くのGMの工場へ製品を供給
リア・コーポレーションは23日、ミシガン州フリントにおいて、以前はBuick Cityの管理ビルであった場所に、世界クラスの自動車用シートと電気システムの新しい製造工場を建設する計画を発表した。この新しい工場は、フリントにあるGMの工場に、未来の車両生産に向けたジャストインタイムベースでのシートを提供するとともに、ミシガン州に雇用と経済的な成長をもたらす。
リアの執行副社長であり、シート部門の社長であるRay Scott氏は、次のように述べた。
「ミシガン州とフリント町のサポートによって、我が社がアメリカにおける工場の雇用を増やすことが可能となったことに感謝します。工場の拡大は、我々のビジネスと、ミシガン州の好調な経済情勢のための前向きな見通しを表しており、我々は、フリントの活性化に専心しています。」(プレスリリースより引用)
フリント市の経済を活性化
また、ゼネラルモーターズ、グローバル購買・サプライチェーンのエグゼクティブディレクターであるTom McMillen氏は、次のように説明した。「GMは、組み立て工場の近くにある大きな部品サプライヤーが、削減した輸送コスト、高品質、良いコミュニケーション、継続的な改善活動を提供することによって、大幅なコスト削減となる。」(プレスリリースより引用)
そして、フリント市のKaren Weaver市長は、リアがフリント市に投資していることへの感謝の意を表し、「この町は、自動車製造における長い歴史と多くの働き者の住民を持っている。我々のコミュニティに良い刺激を与えて、経済推進力をもたらすこのプロジェクトを楽しみにしている。」と述べた。
600人が新規雇用
リアの16万平方フィートにわたる最先端のシート製造工場は、この秋に建設が開始され、2018年初頭に完成する予定である。この新しい工場には、およそ600人が新規雇用されることとなり、従業員は、全米自動車労働組合(UAW)に加入する。UAWの1D地域のディレクターであるGerald Kariem氏は、「1D地域におけるこのプロジェクトで、リアとパートナーになることを楽しみにしている。リアは、その高い品質の製品と納期厳守の生産で有名な企業であり、フリント工場は成功すると確信している。」と語った。
(画像はLear Corporationより)
▼外部リンク
Lear Corporation
http://www.lear.com/