リア、ミシガン州フリントに新しいシート工場を建設
世界クラスの工場で600人を雇用
リア・コーポレーションは2日、ミシガン州フリントにあるビュイックシティ複合施設の跡地に、新しいシート製造工場を建設する起工式を行ったことを発表した。式典には、リアの上級副社長であり、リア・シーティングビジネスの社長であるRay Scott氏は、フリント市長のKaren Weaver氏、ゼネラルモーターズのグローバル購買とサプライチェーン、インテリア&セーフティのエグゼクティブディレクターであるTom McMillen氏が参列した。
リア、GMシーティンググループのグローバル副社長であるJason Scott氏は、フリント工場のための特別な計画を含む情報を提供し、全米自動車労働組合リージョン1DのディレクターであるGerald Kariem氏は、追加で説明を行った。
156,000平方フィートで計画されている工場は、ここ30年以上で、初めての主要な自動車サプライヤーによる製造工場となり、2018年4月までにシートの生産を開始する予定。世界クラスの工場では、フル生産に達すると600人の従業員が雇用される。また、敷地の33%は緑地となる。
フリントの製造業を復活
リアがビュイックシティを選んだ理由には、多くの従業員の家が近くにあること、GMの工場があること、同社は、操業する地域に貢献することを目的としていることなどが挙げられる。ここ数年、フリント地域は大打撃を受けており、フリントにおける製造の仕事の多くが、ここ数十年で失われていることから、リアはこの地域で製造業を復活させたいと考えている。フリントで育ち、ミシガンフリント大学在学中から、ゼネラルモーターズにジャストインタイムで部品を配送する仕事をしていたRay Scott氏は、フリント市について次のように語った。
「フリントには多くの誇りがあり、それが今の私を作り上げました。我々は、他の場所というオプションについても考慮しましたが、最も大事なことは、地域の立場から正しいことを行うことです。現代を作るために、この場所における最先端の工場は非常に象徴的で歴史的です。」(プレスリリースより引用)
ミシガン戦略基金委員会は、パフォーマンスベースのミシガンビジネス開発プログラムの435万ドルを承認し、リアのこの工場に対する2,930万ドル設備投資をサポートしている。
リアとGMが協力して地域経済に貢献
GMのTom McMillen氏は、次のように述べた。「我々は100年間の事業の中で、リアと長い関係を築いています。リアは、GMのサプライヤー・オブ・ザ・イヤーを16回獲得しており、我々のパートナーシップは、フリントのための次の段階に注力するように、継続しています。フリントで生産された我々の次世代車両は、2009年からフリントに投資してきた3兆ドルにおける、最新のステップです。」(プレスリリースより引用)
また、Weaver市長は、リアとパートナーになることを誇りに思うとし、次のように述べた。
「このプロジェクトは、フリントの住民のために機会を提供し、地域経済に全体的なプラスの影響を提供します。リアとフリント市は、将来に向けて積極的に取り組んでいます。」(プレスリリースより引用)
(画像はLear Corporationより)
▼外部リンク
Lear Corporation Press Releases
http://www.lear.com/