thyssenkrupp、ハンガリーに新しい自動車部品工場を建設

ステアリングシステムやエンジン部品を製造
thyssenkruppは、ハンガリー、ブダペストから東に70キロのJászfényszaruに、1億ユーロを投資して新しい自動車部品工場を建設したことを発表した。

工場は、ドイツと世界のOEMに向けた、シャシー、電動パワーステアリングシステム、バルブトレインシステムなどを生産する予定で、生産量の増加に伴い、今後数ヶ月で最大500人の新規雇用が期待されている。

thyssenkrupp、コンポーネントテクノロジー事業部門のCEOであるKarsten Kroos氏は、次のように述べた。
「近年、ハンガリーは、ヨーロッパの自動車産業にとって重要な役割を果たすように成長しました。昨年だけで、48万台の車両がハンガリーの生産ラインで製造されました。我が社の顧客は、新しい工場に投資しており、我々もハンガリーで収益を伸ばし続けたいと考えています。我が社は、電動ステアリングシステムや高効率内燃エンジン部品など、ハイテク製品に焦点を当てています。」(プレスリリースより引用)


ハンガリーで複数の工場や開発センターが成功
ハンガリーでは現在、スプリングとスタビライザーの製造工場が建設中であり、今年後半に生産を開始する計画となっている。新しい注文に対応するためには、ハンガリーでの生産能力の拡大が必要である。このように、thyssenkruppは、コンポーネント事業において、収益性の高い成長戦略を継続しており、昨年度には受注高を14%増加させている。

Jászfényszaruの新工場は、1つの工場で2つの異なる製品技術を構えるヨーロッパ初の工場である。業務を組み合わせることで、効率とコストの有利性を活用することができる。同社は既に、このような複合拠点を、中国と北米で成功させている。

thyssenkruppは現在、ハンガリーの自動車産業の顧客に向けて、ジェールにアクスル組み立て工場と鉄鋼サービスセンターが稼働中である。また、ブダペストのソフトウェア開発センターでは、電動ステアリングシステム用のソフトウェア製品や、ステアバイワイヤと自律走行ソリューションのための新しいアプリケーションを開発している。

同社全体で現在、ハンガリーにおける自動車部門では約1,100人の従業員を雇用している。

(画像はプレスリリースより)


▼外部リンク

thyssenkrupp Press releases
https://www.thyssenkrupp.com/