フォルシア、IAA商用車ショーで燃料効率と空気質の改善に関する技術などを紹介

■ゼロエミッションの革新的なソリューション
フォルシアは、9月20日から開催されるIAA商用車ショーにおいて、燃料効率や空気質、ゼロエミッション、ドライバーの快適性に関する高度な技術を紹介する。

フォルシアは、乗用車と商用車の空気質とエネルギー効率を向上させる技術開発のリーディング企業である。モノリス、コーティング、製造、組み立てを含む、高馬力車両向けの完全なシステムを提供するHUG Engineering社の買収を通して、フォルシアは、急成長を遂げているこの市場セグメントにおいても、リーディング企業となった。

加えて、同社グループは、燃料電池やバッテリー技術など、ゼロエミッションの革新的な輸送ソリューションを開発している。

■コスト効率の高い窒素酸化物除去システム
フォルシアは、高圧タンクとスタックを最適化することによって、高度な燃料電池技術を工業化することを目指している。

IAAでは、同社がシステム統合における豊富な経験を引き出し、ストレージと圧力管理、燃料電池スタック技術から結びついた、軽自動車と商用車のための包括的なソリューションを紹介する。また、Stelia Aerospace Composites社と提携して開発した、軽量で高コスト効率の350と700バールの水素タンクも展示する。

グループは、フランスの原子力・代替エネルギー庁やアメリカ原子力委員会と協働し、高性能燃料電池スタックの開発・量産・販売を行っている。

さらに、フォルシアは、窒素酸化物の汚染物質を99%排除する、バスやトラックに向けた、強力で最適重量のde-NOxシステム「ASDS」を開発した。

純粋なアンモニアが車両に固体として貯蔵されるこの方法は、特に低排ガス温度において、窒素酸化物除去のより効果的な交換を通して空気質を改善する。

このソリューションは、コペンハーゲンやロンドン、韓国において、多くの都市バス会社のための改善プロジェクトにより実践されている。道路上における5,000キロメートルの実績は、「ASDS」が、都市での窒素酸化物排除と空気質改善に向けた、迅速でコスト効率の高い方法であることを示している。

■電気加熱触媒技術と接続されたシートカバーも発表
IAAでは、内燃エンジンによる汚染物質の除去効率を向上させ、今後の規制を遵守するための重要技術である電気加熱触媒(EHC)技術も紹介する。

これは、排気ガスを加熱するために、電力を使用して低温段階で触媒を活性化する、最先端のシステムで、ガスおよびセラミック触媒ブリックを加熱することによって後処理性能を向上させる。

フォルシアは、CARBやEuro VIIなどの新しい規制に準拠した超低NOx構造のビジョンを提示している。

さらに、同社は、スマートな車両内装のための前方視覚技術も提供しており、IAAでは、プロのドライバーにとってより快適で安全な画期的な技術革新「Active Wellness Express」を発表する。

これは、プロのドライバーの健康状態を監視するセンサーを備えた、初めての接続されたシートカバー。システムが、ドライバーの疲労とストレスを早期に検出し、車両の安全性、快適性、心地よさを高めるための適切な対策が開始されるものとなっている。

(画像はプレスリリースより)


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