フォルシア、乗員のウェルネスソリューションを提供するESP Consultingに投資

安全で快適なコックピットに
フォルシアは12月19日、様々な状況で人間の健康とパフォーマンスを最適化するために認知科学を使用する革新的なフランスの研究所であるESP Consultingへ投資を行うことを発表した。

これにより、同社は、車両コックピット内でのパーソナライズされた予測的なユースケースに向けた技術における人間の影響を、より適正に評価することを目指す。

フォルシア、将来のコックピット担当の副社長であるDavid Degrange氏は、次のようにコメントした。
「ESP Consultingは、実際の運転状況下で車両の乗員に関する適切なデータを収集する専門知識を通して、信頼できる科学的プラットフォームや、人的要因に関する優れた洞察力を提供する。これにより、我が社は、主に姿勢の快適性を改善し、疲労やストレスを軽減し、乗り物酔いをしないように設計された革新的なウェルネスソリューションを提供することを実現していく。」(プレスリリースより引用)

フォルシアとの提携でグローバルな成長展開へ
一方、ESP Consultingの創設者兼CEOであるJean-Bernard Fabre氏は、今回の投資について、「フォルシアとのパートナーシップは、研究室を拡大してグローバルな展開を容易にすることを可能にする、優れた成長促進要因である。」と語った。

そして、この戦略には、レーシングチームや環境チャンバーとのパートナーシップの成果であるバイオセンサーベースの運転シミュレーターと、特定の気候状況における人間の行動を研究するための非常にユニークなデバイスでという、2つの非常にハイテクな空間の構築が含まれる、と説明した。

Faurecia Venturesは、将来のコックピットと持続可能なモビリティに関する技術で、新興企業を特定して投資することによって、同グループの革新的な戦略を強化するための能力を持つ有望な企業に投資を行っている。

(画像はプレスリリースより)


▼外部リンク

Faurecia Press Releases
http://www.faurecia.com/