ThyssenKrupp、シンガポールに、3Dプリンター製造技術センターを設立
自動車や資本財などに関する3Dプリンター製造
ThyssenKruppは、2019年中に、シンガポールに3Dプリンター製造技術センターを設立することを発表した。ThyssenKruppは、2017年にドイツのミュールハイム・アン・デア・ルールにおいて、3Dプリンター製造に特化した技術センターを初めて開設し、3Dプリントのバリューチェーンの全範囲を提供する能力を持っている。
シンガポール経済開発委員会(EDB)の後援を受けて開設されたこのシンガポールの技術センターは、ドイツにある既存の技術センターと共に、自動車、資本財、化学、鉱業およびその他の重工業の顧客向けに、金属およびプラスチック技術における3Dプリンター製造ソリューションに関するイノベーションに焦点を当てる。
ThyssenKrupp AGの理事会のメンバーであり、テクノロー&イノベーションの責任者であるDonatus Kaufmann博士は、次のように述べた。
「ThyssenKruppは、エンジニアリングにおけるイノベーションに関して、常に最先端にいる。我々は、ドイツの3Dプリンター製造技術センターで大きな進歩を遂げた。シンガポールにハブを開設することは、我々の変化するイノベーションをアジア太平洋地域に近接させ、顧客のニーズを満たすという我が社のコミットメントを反映している。」(プレスリリースより引用)
Kaufmann博士はまた、シンガポールの拠点はシンガポールとアジア太平洋地域におけtthyssenkruppのプレゼンスと事業を強化するだけでなく、シンガポールのイノベーションエコシステムから恩恵を受け、アジア太平洋地域の新規顧客にサービスを提供する機会を与えてくれると付け加えた。
拡大するアジア太平洋地域の3Dプリンター製造市場
2016年のフロスト&サリバンの調査によると、アジア太平洋地域における3Dプリンター製造は、2025年までに55億ドル以上に成長すると予測されており、シンガポールはイノベーションの成長にとって適した地域である。シンガポール経済開発庁のマネージングディレクターであるLim Kok Kiang氏は、ThyssenKruppがシンガポールに3Dプリンター製造技術センターを開設したことを歓迎し、次のように述べた。
「ThyssenKruppは、アジア太平洋地域の顧客のニーズに応えるために、インダストリー4.0の多様な製造基盤と強みを活用できる立場にある。この投資は、この地域とさらに広範な地域における3Dプリンター製造の研究と展開のための拠点として、シンガポールの高まる評判のためのさらなる証明となる。」(プレスリリースより引用)
(画像はプレスリリースより)
▼外部リンク
ThyssenKrupp Press Releases
https://www.thyssenkrupp.com/