リア、大手自動車用ソフトウェアサプライヤのXevo社を買収へ

eコマース車両プラットフォーム技術を取り入れ
リア・コーポレーション(以下、リア)は、シアトルに本社を置く、クラウド、自動車、モバイル機器向けのソリューションを開発している大手自動車用ソフトウェアサプライヤのXevo社を買収するための最終合意に達したと発表した。

Xevo社のJourneyware製品シリーズは、ユーザーが使いやすいインターフェイスとクラウドベースのフレームワークを組み合わせたものであり、これにより、ドライバーが、リアルタイムデータを利用して車載コンテンツやモバイルアプリケーションをシームレスにやり取りすることができる。

自動車関連商業およびサービスのプラットフォームであるXevo Marketは、車載タッチスクリーンとOEMブランドのモバイルアプリケーションを通じて、人気のある食品、燃料、駐車場、ホテル、および小売りブランドと消費者を結び付けている。

リアの最高技術責任者(CTO)であるJohn Absmeier氏は、次のように述べた。
「Xevo社を買収したことで、我が社の接続性のポートフォリオが拡張され、Xevo社の先進eコマース車両プラットフォーム技術と、我が社の電子システムにおける専門性が融合される。Xevo社のユーザーインターフェイスは、車に乗っている消費者に向けた接続性のマーケットを確立し、これまで実現できなかった価値を車のデータから解放し、新たな収益を生み出す。」(プレスリリースより引用)


接続性関連の市場でグローバルリーダーに
Xevo社の技術は現在、主にアメリカ内における2,500万台を超える車両で利用可能であり、北米だけでなくアジアおよびヨーロッパでも拡大される機会を持っている。

Xevo社の最高経営責任者であるDan Gittleman氏は、今回の買収について、「自動車メーカーは、Xevo社のeコマースプラットフォームの可能性と、Xevoの人工知能技術によって可能になった十分にカスタマイズされたドライバー体験を取り入れてきた。今日、リアの手が届く範囲で、我々は、Xevoの革新的な技術とビジネスモデルをグローバルな顧客ベースに拡大することができる。」と説明した。

リアはXevo社の発行済み全株式を3億2,000万ドルで買収する予定で、取り引きは2019年第2四半期に完了する見込みである。

リアの最高経営責任者(CEO)であるRay Scottは、次のように語った。
「Xevo社の買収で、リアは、自動車業界を再構築するグローバルトレンドにおけるリーダー的な立場になる。この取り引きは、定められた資本配分戦略と一致しており、これにより、ソフトウェア、サービス、データ解析における我が社の能力を強化し、接続性における我が社の市場での地位を強化することができる。」(プレスリリースより引用)


(画像はLear Corporationより)


▼外部リンク

Lear Corporation Press Releases
https://www.lear.com/