フォルシア、学術研究機関との連携を強化

学術研究機関と連携する重要性
フォルシアは、革新的なエコシステムの開発を目的として、新興企業や大学や研究所などの学術研究機関と連携を強化すると発表した。

また、新興企業や学術研究機関に対して研究援助を行い、パートナーシップ関係を通して、お互いが最善の成果が得られるように支援していく意向である。

なお、技術センターは、革新的な新興企業が多い3拠点(アメリカ・シリコンバレー、カナダ・トロント、イスラエル・テルアビブ)に置かれ、技術センターを中心に新興企業や学術研究機関との連携を強化していく。

急速に変化する自動車業界
近年、自動車業界は急速に変化し、日々、新たな技術・資材・アプリケーションが創出される。

自動車メーカーあるいはサプライヤーは、バリューチェーン(技術開発、資材調達、製造、販売、出荷物流など企業活動を機能単位に分割し、効率化・生産性の向上、競争力強化を図る経営手法)に基づき、自動車業界を全て把握することは容易でない。

それゆえ、知識やプロセスより新たな技術を生み出すうえで、学術研究機関との連携が重要になる。イノベーションプロセスを通して革新的なソリューションの提供が実現できるという。

革新的なソリューションの提供
これまで、過去20年間において学術研究機関とパートナーシップ関係を築き、ビジョンの実現に向けて、専門知識の強化、新たな技術の産業化に取り組み続けてきた。

例えば、コレージュ・ド・フランスとのパートナーシップ関係により、ポリマー素材、バッテリー技術、人工知能(AI)とデータ分析において開発を推進でき、成果を得られた。

フォルシアと学術研究機関における連携強化は、双方に利点がある。新興企業や学術研究機関は、フォルシアの支援のもと、徹底的な研究調査を実施できる。一方、フォルシアは、研究調査により信頼性、安全性が確実に証明されたうえで、産業化を推し進めることができる。

(画像はプレスリリースより)


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