リア、高精度マップのCARMERA社の開発パートナーに

完全自律走行に向けて信頼性の高い測位技術を
リア・コーポレーション(以下、リア)は、5月29日、EXO技術パートナーシッププログラムの開発パートナーとして、自律走行モビリティ用リアルタイム高精度マップのリーディング企業であるCARMERA社と契約した。

リアのEXO高精度車両位置認識技術は、独自の全球測位衛星システム(GNSS)ソリューションであり、自動車業界のニーズを満たし、車両の位置認識における精度、信頼性機能安全性の向上によって、変化を促進するように設計されている。

リアの担当の副社長であるEric Partington氏は、次のように述べた。
「CARMERAとの協力で、その堅牢なリアルタイムの高精度マッピングプラットフォームが、我が社のEXO車両位置認識技術と適合する。業界がV2X安全通信や自律性の向上などの高度なシステムを採用するにつれて、高精度マッピングサービスと組み合わせた信頼性の高いGNSS測位技術を持つことが重要となる。我々の共同開発によって、このことが実現するだろう。」(プレスリリースより引用)

EXO技術は、最も困難な天候や都市のビル乱立という環境において、非常に正確で、ほぼ瞬時に位置認識することが可能である。

クラウドコンピューティングおよびソフトウェアをベースとした技術は、標準の自動車用GNSS受信機と連携して、世界中どこでも高速でセンチメートルレベルの精度を提供することにより、高度な自律走行ソリューションの展開を実現する。

都市のビルの谷間と高速道路にも対応
一方、CARMERA社は高精度マッピング分野のリーディング企業であり、リアルタイムの高精度マップと自律走行車両ナビゲーションのための重要なデータを提供している。

初期開発の一環として、リアはCARMERA社の高精度で機能豊富なマップと一緒にテストするEXO技術を提供し、EXM GNSSと統合されたCARMERA社のカメラベースの位置確認を開発することに向けたベースラインを確立する。これは、都市におけるビルの谷間と高速道路の両環境で使用可能である。

CARMERA社のCEOであるRo Gupta氏は、この提携について、あらゆる人の自律性をサポートするソリューションを提供するという我が社の継続的な取り組みを強調するものであると言及し、次のように述べた。
「これまでに収集されたCARMERA社の何百万マイルもの走行ビデオ、および世界中の様々なパートナーエコシステムを使用して、どんな運転状況でも安全で自律的な車両ナビゲーションをほぼサポートできる、機能豊富なセンサーおよびスキーマにとらわれない高精度マッピングフレームワークを構築した。この提携によって、高速道路や都市をコスト効率よくマッピングするために、カメラのみの機能検出および変更管理システムをさらに発展させることができることを歓迎する。」(プレスリリースより引用)

(画像はLear Corporationより)


▼外部リンク

Lear Corporation Press Releases
https://www.lear.com/