ThyssenKrupp、ハンガリーに新しい自動車部品工場を建設へ
バルブトレイン部品と電気モーター部品を製造
ThyssenKruppは、ハンガリーのペーチュに、約5,000万ユーロを投資した新しい自動車部品工場を建設することを発表した。この工場では、高効率のバルブトレイン部品と電気モーター部品を製造する。工場の建設は2019年9月に開始され、2020年末までに生産が開始される予定である。また、新工場では、今後数年間で約200人の新規雇用が行われることとなる。
ThyssenKrupp、自動車部門のCEOであるKarsten Kroos博士は次のように述べた。
「輸送分野におけるCO2排出量低減は、我が社の顧客にとって重要な課題の1つとなっている。我々のパワートレイン技術は、ハイブリッド車および完全電気自動車のパワートレインに向けた高効率ICエンジンのための最適なソリューションを提供する。ハンガリーにおける新たな投資で、我々は、ヨーロッパにおける生産ネットワークを拡大するだけでなく、製品ポートフォリオと、ドイツ以外における電気モーター部品の製造も初めて拡大する。」(プレスリリースより引用)
ハンガリーでの生産を拡大
数ヶ月間で、ThyssenKruppは、主要な電気自動車プラットフォームに向けた、組み立て済みローターシャフトを開発・供給する注文を受けた。同社はすでに、これらの主要な電気モーター部品を、ドイツのザクセン・アンハルト州イルセンブルクで製造しており、まもなくハンガリーでも製造することとなる。ThyssenKruppは、ハンガリーで最も急成長している自動車部品サプライヤーの1つであり、これまでの3年間で、新しい部品工場の設立と拡張に合計約1億5,000万ユーロを投資してきた。
ブダペストのソフトウェア開発センターに加えて、デブレツェンとJászfényszaruに、パワートレイン部品とスプリング、スタビライザーの製造工場を稼働している。また、ジェールには、自動車の顧客に向けたアクスル組み立て工場とスチールサービスセンターがある。
同社はハンガリー国内で6ヶ所の拠点を保有し、約2,000人の従業員を雇用している。
(画像はThyssenKruppより)
▼外部リンク
ThyssenKrupp Press Releases
https://www.thyssenkrupp-components-technology.com/