ThyssenKrupp、ルーマニアに新しいダンパー工場を開設

大手自動車メーカーに向けた高性能ダンパーを製造
ThyssenKruppは、ルーマニアのシビウに新しい自動車部品工場を開設したことを発表した。

約6,000万ユーロの投資によって建設されたこの新工場では、ダイムラー、ジャガー・ランドローバー、ポルシェなどの顧客向けにダンパーを生産する。

ThyssenKrupp、自動車部門のCEOであるKarsten Kroos氏は、次のように述べた。
「これは、ヨーロッパの生産ネットワークの拡大を目的としただけでなく、新たに獲得した顧客プロジェクトや新しい技術への投資である。シビウ工場では、顧客のプレミアムモデルに取り付けるための最高の技術基準に合わせてダンパーを製造する。同時に、我々は、高度に自動化されたインテリジェントシャーシシステムに向けた、まったく新しい世代のダンパーを工業化するプロセスを作成中である。」(プレスリリースより引用)

この種のアクティブダンパーは、走行状況や路面に単純に反応するだけでなく、シャーシに作用する力に対抗するために積極的に反応するとともに、非常にスムーズで快適なドライビング体験を提供する。

ThyssenKruppは、1996年からシビウでダンパーの生産を行っており、新しい工場は、既存施設からの拡張である。この投資によって、350人以上の新規雇用が創成された。

世界の生産拠点でシャーシ部品を製造
ThyssenKruppは、自動車OEMおよびアフターマーケットサプライヤ向けのコンポーネントと完全ダンパーシステムの両方を製造している。

同社は、「Bilstein」ブランドの下で、ヨーロッパ、アメリカ、中国にある8ヶ所の施設で、これらのシャーシ部品の製造と販売を行っている。2017-2018年度のコンポーネントテクノロジー部門の売上高は、約79億ユーロであった。

(画像はThyssenKruppより)


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ThyssenKrupp Press Releases
https://www.thyssenkrupp.com/