テクノロジーを車内の安全のために・フォルシアのセンサー技術
監視、警告を行う車両の開発
フォルシアは7月26日、ユーザーエクスペリエンスを向上させる、監視カメラとセンサー技術を開発していると発表。テクノロジーの力で車両ユーザーの安全を向上させる。ドライバーをデータ分析
欧州新車アセスメントプログラム(ユーロNCAP)の一環であり、今後欧州法で設置が義務づけられるセンサー技術について、同社では開発している内容を公表。そのうち赤外線カメラは、ドライバーの眠気や疲労を検知する。交通事故の約10%はドライバーの注意散漫、疲労などが原因とされている。
心拍数を図るために顔の温度やその変化から状況を分析し、カメラとつながったアクチュエーターが振動を起こしてドライバーに警告する。また空気を吹き付けるタイプの警告も開発している。
また心拍数、呼吸、血圧などからドライバーの健康状態を監視するバイオメトリックセンサーがある。
同乗者の安全にも配慮
もうひとつは子供の存在を検出するレーダーセンサー。米国では、毎年平均37人の子供が車両に残され熱射病で死亡しているという。センサーは座席にいる存在の大きさや重さ、呼吸などデータを収集・分析。無人車両で子供の存在を検知すると、ドライバーまたは緊急サービスに警告する。子供か動物かの判断もできる高性能センサーだ。
これらのテクノロジーは、数ヶ月以内に実証から市場投入に移行できるとのことだ。
(画像はプレスリリースより)
▼外部リンク
フォルシアのプレスリリース
https://www.faurecia.com/