クーパースタンダード、原材料の調達部門をグローバル化
年間20億米ドル規模の購買活動を最適化
自動車部品の大手サプライヤーであるクーパースタンダードは8月22日、原材料の調達部門をグローバル化する組織改編を実施したと発表した。今回の組織変更は、同社のマニュファクチャリングとエンジニアリング、またイノベーションを推進する組織へと変革する同社戦略の一環である。
クーパースタンダードの会長兼最高経営責任者のJeffrey S. Edwards氏は次のように述べている。
「新たなグローバルな購買組織は、原材料の各分野での知見を更に深め、製造部門、エンジニアリング部門と連携することで、年間20億米ドル規模の原材料調達の最適化を図っていく。」(プレスリリースより引用)

AIで相場をリアルタイムに把握
現在クーパースタンダードは、樹脂材料とゴム、金属、その他の4分野に分類された34品目を調達しているが、今後、各品目の調達業務で経験を積んだ担当者がグローバルに一括して調達業務を管理することでコスト削減につなげる狙いがある。また、この組織変更に伴い、最新のITツールやAIなどを導入することで、各原材料の相場をリアルタイムで把握できる仕組みも構築し、継続的に改善を進める方針である。
(画像はクーパースタンダードホームページより)
▼外部リンク
クーパースタンダード プレスリリース
http://www.ir.cooperstandard.com