フォルシア、自動車用アプリ提供に向けてAptoideと合弁会社を設立
自動車用アプリ提供に向けて
11月5日、フォルシアは、独立系Androidアプリストアを運営するAptoideと合弁会社を設立し、世界の自動車市場向けにAndroidアプリアプリ市場ソリューションを開発し、商業化すると発表した。2社は、合弁会社の株式を50%ずつ所有する。合弁会社は、OEMに対して、手頃な価格帯にて利用でき、安全な自動車用アプリ市場を提供する。
合弁会社の設立に伴い、Aptoideは、独自のエコシステムにより、幅広いAndroidアプリを提供する。また、Aptoideが有するAndroidアプリ展開に関する専門性、フォルシアが有する幅広い顧客ポートフォリオ・次世代車載情報通信システム(IVIシステム)におけるシステムインテグレーション能力・サイバーセキュリティに関する専門性が融合される。
新たなデジタル経験の提供
Aptoideのアプリストアでは、ゲーム、ナビゲーション、動画コンテンツなどのストリーミングサービス、POI(Point of Interest)サービスなど多様なユースケース(システムの使用により特定の目的を達するまでの利用者とシステム間のやり取り)に及ぶAndroidアプリを提供する。POIサービスでは、地図上・地理データ内にて、特定の場所を占有する地物を示し、利用者は位置・エリア情報、駐車場や飲食店など目標物・目的地の情報を得ることができる。また、統合型決済処理サービスのアプリ提供により、OEMは、車両とドライバーのデータ機密性を保護したうえでサービスの収益化を図れ、安全な支払いメカニズムを確立できる。
最高経営責任者のパトリック・コラー(Patrick Koller)氏は、Aptoideとの提携に意欲的であり、柔軟なソリューションを通して顧客に新たなデジタル経験を提供でき、OEMに対して新ビジネスモデルを提示できるとコメントする。
(画像はプレスリリースより)
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