マンウントフンメル、不織布製造工場やリサイクル工場で持続可能なソリューション
新しい生産方法の工場で年間エネルギーを最大70%削減
マンウントフンメルは、自動車用スペアパーツ市場に向けたMANN-FILTERプレミアムブランドによって、クリーンモビリティのための革新的なソリューションを提示し、また、省資源で製造された持続可能なフィルターとパッケージングも提供していることについてホームページで説明した。同社による世界で唯一のスパンボンド不織布の製造工場は、ドイツ、バイエルン州のマルクルコフェンにあり、MANN-FILTER製品の合成フィルターろ過材を生産している。
スパンボンド不織布製造プロセスと、不織布材料を熱的に結合するための統合炉の組み合わせは、メルトブロー製造方法のような従来の適用プロセスと比較して新しい方法である。
この新しい生産方法により、現在の生産技術に比べて、プロセスの年間エネルギーを最大で70%削減することができ、これは年間4,000トン以上のCO2削減に相当する。
スパンボンド不織布製造工場に加えて、リサイクル工場も建設された。この工場では、生産による欠陥材料のエッジトリムとロールが、プロセスの中で粒状に再加工され再利用される。その結果、工場はほとんど廃棄物がなく、高度に持続可能となっている。
再生プラスチックで作られたエアーフィルター
MANN-FILTERエアーフィルターのC 24 005フィルター材は、1平方メートルあたりで1.5リットルのペットボトル約2個分の再生プラスチックから作られており、資源の節約に大きく貢献している。エアーフィルターは、その高い汚れ保持能力のおかげで、セルロース材を含む従来のエアーフィルターと比べてフィルター材表面積は30%しか必要としない。さらに、革新的な媒体を使用したエアーフィルターが現在開発中であり、まもなく利用可能となる。
ヨーロッパ市場では、4,800以上のフィルターエレメントが、48,000以上の車両と機器のために利用可能である。それには、12,000台以上の自動車および大型トラック、9,100以上のローリーおよびバス、約1,000台以上のオートバイ、25,500以上のオフハイウェイ車両および産業機械が含まれている。
CO2排出量を削減し持続可能で環境にやさしく
エアーフィルターに環境にやさしいフィルター媒体を使用することによって、マンウントフンメルは、長い間持続可能な林業にすでに取り組んできた。また、技術的仕様への準拠に加えて、持続可能で環境にやさしい方法でオペレーションするように努めている
したがって、今シーズン、マンウントフンメルは、森林管理協議会(FSC)のガイドラインに従ったサラゴサの生産施設を認証されたことにより、認証済みの供給元からの木材を含む製品を生産できる。
最新のLED照明とインテリジェントな照明制御、スイッチコンプレッサーやその他の手段を使用することによって、マンウントフンメルは、2018年に約3,300トンのCO2排出量を削減することができた。
これらすべての手段は、同社のCO2フットプリントとバリューチェーンのあらゆる側面を継続的に削減し、天然資材が責任をもって使用されることを保証することを目指している。
(画像はプレスリリースより)
▼外部リンク
MANN+HUMMEL Press Releases
https://www.mann-hummel.com/