広西玉柴機器集団のオフロードエンジン、EUの排出量テストに合格

排出ガス中のNOxとPM含有量を低レベルに制御
China Yuchai Internationalは5月11日、主要事業子会社でオンロードおよびオフロードアプリケーション向けエンジンのメーカーである広西玉柴機器集団(以下、GYMCL)によるエンジン「YCA05175-S500」が、ヨーロッパのオフロードヨーロッパステージV排出量テストに合格したことを発表した。

EUの認証機関であるテュフ・ラインランドによると、「YCA05175-S500」エンジンは、最終のNCD(NOx制御診断システム)とPCD(収支制御診断システム)テストを終え、ヨーロッパのオフロードヨーロッパステージVのEマークを取得した。

「YCA05175-S500」は、排出ガスにおけるNOxとPM含有量を制御するために高度なディーゼル用酸化触媒(DOC)後処理、ディーゼル微粒子捕集フィルター(DPF)、高効率尿素SCR排出制御技術システムを備えたコモンレール式燃料噴射技術に基づいている。

これは現在、市場にある同等製品より優れていると考えられている。

ヨーロッパでの販売が可能に
そして、この認証によりGYMCLのエンジンは、建築機械や発電機などオフロード用にヨーロッパで販売することが可能となった。

China Yuchai のWeng Ming Hoh社長は、
「我々は、ヨーロッパステージV排出量基準の認証を受け、世界で最も大きいオフロードエンジン市場の1つに参入する道を開いたというこのマイルストーンを嬉しく思っている。」(プレスリリースより引用)
と、コメントした。

(画像はChina Yuchai Internationalより)


▼外部リンク

China Yuchai International Press Releases
http://www.cyilimited.com/news.aspx?id=2324