thyssenkrupp、グリーン水素の生産が大幅に拡大

生産量年間1ギガワットに
thyssenkruppは、De Nora社との協業により、CO2削減を促進するグリーン水素の生産が年間1ギガワットになったと6月8日に報告している。

プロセスとコストの柔軟性
同社は、再生可能エネルギーの製造に取り組んでおり、電気化学ソリューションのDe Nora社の協力で、グリーン水素の生産を行っている。

電気分解によって生成されるグリーン水素は、ニュートラルな原料であり、今日の水素需要の高まりから、電解プラントの製造を大幅に拡大。現在は年間で1ギガワットまで生産している。

同社の新しい水素プラントは、コストを抑えるためにスキッドマウント型プラントの設計でプロセスを簡略化できる。

1モジュール、1時間あたり4,000立方メートルの水素の生成が可能。数百メガワット、ギガワットで提供している。

グリーンケミカルの分野を牽引
そのほかにも再生可能エネルギーとして、アンモニア、メタノール、合成天然ガス、肥料などグリーンケミカルのバリューチェーンを展開する。

特に産業業界では、EU連合のCO2排出規制の条件がさらに厳しくなっており、今後の環境問題のソリューションとして、ギガワット規模の水電気分解が特に強く求められている。

両社は今後も、水素生産を継続的に拡張していく予定だ。

(画像はプレスリリースより)


▼外部リンク

thyssenkruppのプレスリリース
https://www.thyssenkrupp.com/