Apollo Tyres、アーンドラ・プラデーシュにグリーンフィールド工場を開設

乗用車とトラック・バスのタイヤを製造
Apollo Tyresは6月25日、インド南部のアーンドラ・プラデーシュ州に、世界で7番目、インドでは5番目となる委託製造施設をオープンしたことを発表した。

アーンドラ・プラデーシュ州のチットゥール地区に位置するこのグリーンフィールド施設は256エーカーの面積を持ち、380億ルピーが投資される計画である。

2022年までに需要が改善されるにつれて、この施設の生産能力は、今後12ヵ月から18ヵ月の間に徐々に増加し、1日あたり乗用車用タイヤが15,000本、トラック・バス用タイヤが3,000本となる予定である。

モジュラーレイアウトの場合、この施設の能力は、最小限のエンジニアリング作業と投資による経済で再現できる。

Apollo TyresのOnkar S Kanwar社長は、
「この最先端施設は、ITによるシステムとロボティクスを駆使し、高度に自動化されている。また、主に地元の若くてスキルを持つ従業員を雇用している。この工場は、新たな自立したインドの希望と願望を反映しており、私は、この施設の設置に向けて多大なサポートを尽くしてくれたアーンドラ・プラデーシュ州政府に感謝する。」(プレスリリースより引用)
と語った。

環境にやさしく働きやすい最先端施設
最先端の製造技術を導入したこの製造実行システム(MES)統合プラントのおかげで、Apollo Tyresは、インドにおけるプレミアムなOEMとアフターマーケットの顧客をターゲットにすることが可能となった。これにより、世界品質の製品を世界の市場に提供するという同社のビジョンがさらに強化される。

この施設は、環境に関する規制を順守し、屋上の太陽光パネルに対応するように設計されており、環境にやさしい電源と店舗フロアには自然光を利用し、ビル内に排水処理設備を備えて工場排水をゼロにしている。エネルギー効率の高い設備とプロセス機器、および環境にやさしいクーラントも装備した。

また、生産性を向上させ、従業員の疲労を軽減するために、人間工学的にバランスが取れ、重量が最適化された荷役運搬機械が施設全体で使用されている。

さらに、 「スパイン」と呼ばれる利便性のある中央廊下により、乗用車とトラックの両方のラジアルユニットにシームレスにサービスを提供することができる。

(画像はプレスリリースより)


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Apollo Tyres Press Releases
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