クーパースタンダード 欧州・インドの一部事業の売却を完了
欧州3か所の製造施設などを売却
自動車部品の大手サプライヤーであるクーパースタンダードは7月1日、欧州のゴム液移送事業と特殊シール事業、及びインド事業について、ドイツのMutares SE&Co. KGaAへの売却を完了したと発表した。対象となるのは、ポーランドの2か所の製造施設、スペインとイタリアそれぞれ1か所の製造施設、及びチェンナイにあるIT開発オフィスを除く、インドにおける全ての事業で、約2,500人の従業員に影響が及ぶ。
クーパースタンダードでは、これらの非中核事業を売却することで収益の改善を図り、収益性や成長の可能性が高い分野に会社の重要なリソースを集中させることが可能になるとしている。
会長兼CEO ジェフリー・エドワーズ氏は、次のように述べた。
「現在の市場の課題や混乱にもかかわらず、クーパースタンダードは長期的な戦略的イニシアチブを継続的に実行しています」(プレスリリースより引用)

今後は欧州に21、中国・韓国に18の生産拠点
米国ミシガン州ノバイに本社を構えるクーパースタンダードは、欧州及びアジア太平洋地域における製造拠点として強い存在感を示している。世界21か国で事業を展開、約24,000人の従業員を擁する同社は、今後、欧州8か国で21の生産拠点、中国・韓国で18の生産拠点を運営することとなる。
(画像はクーパースタンダード プレスリリースより)
▼外部リンク
クーパースタンダード プレスリリース
https://www.ir.cooperstandard.com/