リア、「ClimateSense」搭載のサーマル・コンフォートシート「INTU」を導入

インテリジェントシートの導入
8月3日、リアは、最新ソリューション「ClimateSense」搭載のサーマル・コンフォートシート「INTU」を導入すると発表した。

リアと熱管理技術の開発企業であるGentherm(ジェンサーム)の2社は、サーマルシーティングソリューションの実現を目的として、2019年に共同開発パートナーシップ契約を締結している。

2社は、Genthermサーマル・コンフォート・システム「ClimateSense」が搭載されている「INTU」を共同開発した。システムにより、インテリジェントなソフトウェアを介して個々にとって理想的な温度環境を作り出し、キャビンを取り囲む環境を用いて最適化された快適性を実現させることを目指した。

個々に応じた快適性の提供
快適・安全・静音を実現する高度なソリューションを提供するうえで、リアのインテリジェントINTUシートシステムの専門知識を活用しつつ、従来のHVAC system(暖房・換気・空調システム)とは異なり、「ClimateSense」搭載の「INTU」は、インテリジェントなゾーン熱管理にて個々に応じた快適性をもたらし、車全体の効率性を改善する。

リア最高技術責任者のジョン・アブスマイヤー(John Absmeier)氏は、近年、顧客は、高効率・高性能なスマートかつ予測的なオプションによる車内体験のパーソナライズ化を求め、シートは次のフロンティア(最前線)とみなされると述べた。

それゆえ、Genthermとのパートナーシップ関係を歓迎し、シーティングシステム「INTU」と統合的・直感的な加熱および冷却ソリューションである「ClimateSense」を融合することによって、世界クラスの乗客快適性を提供できると説明する。

一方、Gentherm社長兼最高経営責任者のフィル・アイラー(Phil Eyler)氏は、リアとの提携を通じて、Genthermが有する温熱生理学の専門性、リアが有する車載シーティングシステム・エレクトリックシステムのリーダーとしての競争力が融合し、今日および未来の顧客嗜好に対処できるとコメントした。

(画像はプレスリリースより)


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