thyssenkrupp、クリーンな溶接プラント建設についてコンセプトを提示

主要産業のグリーン化を目指す
thyssenkruppは、デュースブルク溶接プラント建設のコンセプトについて、ドイツ連邦経済大臣と、ノルトライン=ヴェストファーレン州首相にコンセプトを提示したと8月28日に発表した。

ヨーロッパ統合型鉄鋼生産を目指す
ドイツの主要産業である鉄鋼を、環境に配慮しながら競争力を目指せる「グリーン鋼」への生産実現に向けて、同社では行動計画を作成した。その中で新工場の設立について具体的な定義を行っている。

コンセプトには、主にヨーロッパ最大級の統合型鉄鋼生産現場の構造にもとづいており、製鋼所やプロセスの持続性、投資・運用コストの削減、気候への中立性などの利点を、効率的に行える仕組み作りだ。

同社が考えている統合型溶接ユニット「高炉2.0」は、「電気炉」で鉄を溶かし、既存の合金工場で処理される。将来的にはこれらのプロセスをクリーンエネルギーで稼働する予定だ。

プラント製造と具体的な目標
2025年までにプラントの主要部分を完成させ、40万トンのグリーンスチールを生産する。また2030年までにCO2排出量30%削減し、300万トンのグリーン鋼の生産を目指している。

同社では、水素エネルギーに焦点を当てており、高炉作業で試験的な試みが行われている。経済大臣と連邦首相はともに、この独自の政策に対し、産業史の変革になると期待をよせている。

(画像はthyssenkruppの公式HPより)


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thyssenkruppのプレスリリース
https://www.thyssenkrupp.com/