フォルシア、水素貯蔵システム提供に関してGaussin社と提携

物流と港湾作業車両に水素貯蔵システムを装備
フォルシアは、Gaussin社との間で、同社の物流と港湾関連車両に、フォルシアの水素貯蔵システムを装備することに関するパートナーシップ契約を締結したことを発表した。

350バールで5kgの水素を保有し、最大12時間の自律性を備えた貯蔵システムは、フランスのバヴァンにある、水素タンクに特化したフォルシアのグローバルセンターにおいて、開発および製造される。

これらのシステムは、2020年に、Gaussin社の2車種に提供される。1つ目は、物流センターにおける輸送に使用される、牽引能力38トンの「ATM-H2」で、もう1つは、港湾での作業に適した、牽引能力75トンの「APM-H2」である。

ゼロエミッションのための水素エネルギーソリューション
Gaussin社の会長であるChristophe Gaussin氏は、同社初となる水素駆動自動車の発売は、幅広いCO2排出ゼロの車を提供するという戦略における重要なステップであるとの見解を示し、次のように述べた。
「将来のテクノロジーとして長い間認識されていた水素エネルギー産業は勢いを増しており、我々は、フォルシアのようなフランスの大手企業グループと協力して、その未来に貢献できることを誇りに思う。」(プレスリリースより引用)

フォルシア、クリーンモビリティ担当の上級副社長であるMathias Miedreich氏は、次のように説明する。
「水素燃料電池パワートレインは、高出力と、ゼロエミッションでの長い自律性を必要とする車両における厳しい使用例に適している。したがって、フランスにおけるこのパートナーシップは、世界的な影響力とともに、商用車、オフロード、産業用アプリケーションにゼロエミッションソリューションを提供するというフォルシアの水素戦略における重要なステップである。」(プレスリリースより引用)

さらに、バヴァンがあるブルゴーニュ=フランシュ=コンテ地域圏のMarie-Guite Dufay知事は、「フォルシアとGaussin社は両社とも、物流および自動車産業における専門知識とイノベーション主導という文化で知られている。水素自動車の開発を目的としてこのパートナーシップと支援できることを誇りに思う。これより、環境にやさしい産業への道が開かれ、この地域でスキルのある雇用が新しく創出される。」と語った。

(画像はプレスリリースより)


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