リア、2050年までに炭素排出量実質ゼロなど新しい環境目標を発表
施設での対応と、車両の電化や製品の軽量化など
リア・コーポレーション(以下、リア)は、2050年までに炭素排出量の実質ゼロを達成するなど、新しい環境目標を発表した。リアは、2030年までに製造施設において100%再生可能エネルギーを使用し、炭素排出量を50%削減することを計画している。時間枠は、2019年のデータに基づいた、地球温暖化を抑制するための気候変動に関する国連政府間パネルと一致している。
リアの社長兼CEOであるRay Scott氏は、次のように述べた。
「2050年までに排出量実質ゼロを達成するために我が社が目標を設定したことは、すでに我が社で進行中の活動に加えられる大きな次のステップである。我々は、顧客のために世界クラスの革新と品質を備えた製品を設計し製造することは環境保護と両立すると信じている。これらの努力は密接につながっている。」(プレスリリースより引用)
2050年までに排出量実質ゼロを達成するために、リアは再生可能エネルギーの使用を増やし、施設でのエネルギー効率を改善し、車両の電化と軽量製品のエンジニアリングに関する努力を広げるとともに、サプライヤーの持続可能性ニーズを高めていく。
様々な課題に対応しクリーンな環境を構築
リアは、再生可能エネルギーの利用可能性、地方自治体からの指示の変化、予測不可能な金融市場、ゼロまたは低排出量ソリューションに対する消費者からの長期的サポートなど、潜在的な課題を理解した活動に取り組んでいる。Scott氏は、「これらの目標を達成するために、我々は、顧客やサプライヤー、政策担当者と協力して、炭素排出量を削減する技術をさらに進歩させることに焦点を置いていく。我々は、従業員に対し、仕事中だけでなく、自宅にいる時も、よりクリーンな環境の構築に尽力することを奨励している。」と説明した。
(画像はLear Corporationより)
▼外部リンク
Lear Corporation Press Releases
https://www.lear.com/