ThyssenKrupp、北米での事業を拡大

パワーステアリング工場を建設
ドイツの大手自動車部品サプライヤーであるThyssenKruppは、今後も北米地域での投資を継続することで事業の拡大を図ると発表した。

ThyssenKruppはメキシコのプエブラに約7,000万ユーロを投じて自動車用ステアリングシステムの生産工場を建設中である。

この工場は約135,000平方メートルの規模を持ち、400人の新規雇用を創出して2017年初頭に完成する見通しであり、毎年140万個の電動パワーステアリングシステムを生産してドイツとアメリカの自動車メーカーに2018年より納入する計画である。
エンジン部品工場なども拡大
ThyssenKruppはこれまで60億ユーロの規模となる電動パワーステアリングシステムの受注を自動車メーカーより獲得しており、2020年までに計画している売り上げ目標の60パーセントを既に達成している模様である。

このためThyssenKruppは、2020年までに5億ユーロの投資を行う計画であるとしており、昨年メキシコのプエブラにステアリング部品の工場とアクスルシステムの組み立て工場を立ち上げたが、新たなアクスル工場をサン・ホセ・チアパスにも建設中である。

また、メキシコのグアナフアト州にあるサン・ミゲル・デ・アジェンデでも、エンジン部品工場の建設が年内にスタートする予定となっている。


▼外部リンク

ThyssenKrupp プレスリリース
https://www.thyssenkrupp.com