ThyssenKrupp、ビルシュタイン部門を移転
ダンパー事業の従業員が移転の対象
大手自動車部品サプライヤーのThyssenKruppは15日、今年の3月より、その自動車用ダンパー事業を行うビルシュタイン部門の社員200人を、現在のドイツ・エネペータール本社よりボーフムに移転させると発表した。自動車メーカー向けの需要が拡大するなか、現在のエネペータールの事業所が手狭でこれ以上の対応が難しいことから今回の移転となった模様である。
需要拡大への対応のため移転
今回の移転は、国際的な自動車メーカー向けの自動車用ダンパーを取り扱っている管理部門の従業員がその対象となっており、技術管理部門、物流管理部門、品質管理部門、プロジェクト管理部門、営業部門がボーフムに移転することになる。一方で、アフターマーケット部門の270人は従来のエネペータール本社に残ることになる。
ThyssenKruppのダンパー事業の最高経営責任者であるPeter-Klaus Kirner氏は次のように述べている。
「われわれの財務状況は極めて健全な状態にあり、今後は自動車メーカーよりの受注増が見込まれており、これに対応できる体制を整える必要がある。ボーフムはエッセンにあるThyssenKrupp本社とエネペータールにあるダンパー事業本社の中間地点にあり好都合である。」(プレスリリースより引用)
▼外部リンク
ThyssenKrupp プレスリリース
https://www.thyssenkrupp.com