ThyssenKrupp、中国の常州にある工場に追加投資

3,500万ドルの追加投資
ドイツに本社を置く大手自動車部品サプライヤーのティッセンクルップ(ThyssenKrupp)は2月23日、中国の常州にある第2工場に3,500万ドルの追加投資を行うと発表した。

この追加投資により同社は自動車用ステアリング・システムで使用する部品製造に必要な冷間鋳造の生産設備を導入する計画である。

ティッセンクルップは2012年、江蘇省の常州にある国家ハイテク地区(Changzhou National Hi-Tech District)に、自動車用カムシャフト組み立てを行うThyssenKrupp Engine System (Changzhou) Co., Ltd.を設立しており、この総額7,100万ユーロを投資したエンジン部品の製造施設は2億8000万元の売上高を2015年に達成している。
電動パワーステアリング部品を製造
今回、追加投資を行う第2工場は、主に乗用車向けの電動パワーステアリング(EPS)システムの製造を行う予定である。

従来のメカニカルおよび油圧ステアリング・システムと比べ、EPSは燃料消費を大幅に削減することが可能で、将来の自動運転車両の中核コンポーネントになると予想されている。

この生産施設は既に2,500万ユーロを投資して今年1月から製造が開始されており、冷間鋳造の製造プロセス導入のために追加投資の3,500万ドルは使用されることになる。


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ThyssenKrupp プレスリリース(PR Newswire)
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