ティッセンクルップ、買収により東欧事業を強化

スチール部品のサービスセンターを買収
ドイツに本社を置く大手自動車部品サプライヤーのティッセンクルップ(thyssenkrupp)の傘下にあるthyssenkrupp Materials Servicesは1日、東ヨーロッパにおける事業を強化する目的で、ハンガリーのジェールを拠点とするIAI Holding A/Sのスチール・サービスセンターを買収すると発表した。

このサービスセンターでは約50人の従業員が、コイルの切断およびスリット加工を行っており、thyssenkrupp Materials Servicesの事業ポートフォリオを補完するために、今回の買収は理想的なものであったとしている。

また、このサービスセンターは、カーボンスチールに加えて自動車産業向けのアルミニウムおよびスチール部品の加工にも強みをもっている。

グループの事業部と共同で事業拡大を狙う
今回の買収により、このサービスセンターはthyssenkrupp Materials Processing Hungaryと名称の変更を行い、ティッセンクルップグループのマテリアル・プロセッシング・ヨーロッパ事業部が管理していくことになる。

また、このサービスセンターは道路、鉄道網、水路による輸送に対応することができ、ジェールを拠点とすることは既存の取り引きを継続維持するためにも都合が良い場所といえる。

今後、ティッセンクルップグループのスチール事業部がマテリアルサプライヤーとして、サービスセンターの事業拡大に向け共同で取り組んでいくことになる。


▼外部リンク

ThyssenKrupp プレスリリース
https://www.thyssenkrupp.com