リア、熱電シートヒーターと冷房技術のTempronics社と提携

自動車シートに最先端の冷暖房技術
自動車シートと電気システムの世界的なリーディングサプライヤであるリア・コーポレーション(以下、リア)は、Tempronics社と戦略的パートナーシップを締結したことを発表した。

これにより、リアは、Tempronics社の少数株主持分を取得し、また、自動車用の熱電シートヒーターと冷房技術の独占権を確保する。

リアの社長兼最高経営責任者(CEO)であるマット・シモンチーニ氏は、次のように語った。
「リアは、豪華で高性能な自動車シートの業界リーダーです。我が社が持つ、シートファブリック・プレミアムレザー・シートカバー縫製・シートフォーム・シート構造における既存の機能に、Tempronics社から業界最先端のヒーターとクーラーの技術が追加されて、我々は、最高のシート設計やシートの機能の中で最も完全な範囲、最高レベルの職人技を提供するような、唯一の位置にいます。」(プレスリリースより引用)

一方、Tempronics社の最高経営責任者(CEO)であるリック・マイヤーズ氏は、リアから戦略的パートナーとして選ばれたことに謝意を示し、次のように述べた。
「この強力なパートナーシップによって、よりスピーディな快適性の確保・より低い消費電力・空調エネルギーの削減・長時間のドライブにおけるシートの快適性という、我が社のマルチな価値提案を増加させることが可能となります。」(プレスリリースより引用)


それぞれの専門技術を融合
リア社は、自動車シートと配電システムの世界有数サプライヤの1つ。世界の主要な自動車メーカーに製品を提供しており、350以上の車種に採用されている。その世界クラスの製品は、世界36カ国における約14万人の従業員によって、設計され製造されている。

Tempronics社は、アリゾナ州ツーソンに拠点を置く、ベンチャーキャピタルが支援するテクノロジー企業で、2006年に法人組織化した。

電気的に熱と冷気を発生させる固体熱電デバイスを開発し、これらのデバイスが、自動車やイス、ベッドなどの日常の製品に統合される方法を進化させることに焦点を当てている。

また、エネルギー消費を低減しながら、増加した快適さを提供することができる、実質的な特許取得済みのポートフォリオを有している。


▼外部リンク

Lear Press Releases
http://www.lear.com