日産自動車ソフトウェアエンジニアが自ら手を動かせる
数少ない完成車メーカー

INTERVIEW

「自ら手を動かしたいなら完成車メーカーではなくサプライヤーへ」
“技術の日産”と呼ばれてきた同社には、そんな常識は通用しない。

2010年の誕生以来、世界のEV普及を牽引し続けてきたリーフ。国産車で初めて高速道路同一車線自動運転技術『プロパイロット』を搭載したセレナ。そしてMicrosoft社と協同開発を進めるコネクテッド・サービス…。

クルマの「電動化(=EV)」と「知能化(自動運転/コネクテッドカー)」という、最新技術の実現に挑み続ける、日産自動車。その中核をなすソフトウェア技術の多くが、サプライヤーやサードパーティに依存せず、社内で内製されていることは、あまり知られていない。

ENGINEER
電子技術・システム技術開発本部 ソフトウェア開発部 ソフトウェア設計グループ主管 井野 淳介

1992年・新卒入社。ABS標準化のための専用半導体の設計や、ECUの開発を行うなど、同社のカーエレクトロニクス化を牽引。2014年からコネクテッドカーのツール開発を、2017年からは内製ソフトウェアを統括している。

自動運転車の「普及」に勝負をかける

2016年、私たちはセレナにミニバンクラスで世界初となる高速道路同一車線自動運転技術・プロパイロットを搭載しました。
そして2017年2月、英国ロンドンで欧州で初となる自動運転車の公道走行テストを開始。新たにプロパイロットを搭載した新型リーフを発表する予定です。

リーフが単に電気自動車の市販化を実現しただけでなく、EV販売台数で世界トップを達成したように、私たちが目指すのは、自動運転技術の実現だけでなく、それが世に普及し、人々の暮らしに変化をもたらすこと。

日産にとって自動運転技術は、コネクテッドカー、電気自動車と並び、最重要ミッションと位置づけられています。2020年までに自動運転技術を10車種以上に搭載することを目指し、積極的な開発を進めています。

日産の中でソフトウェアを開発している

自動車業界では、完成車メーカーが仕様を固め、部品サプライヤーが開発を行う…というのが一般的ですね。ですが、今後さらに自動車の電子化が進んで、開発しなければならないソフトウェアが大規模化・複雑化していくと、今までと同じ作り方ではとても作りきれないと考えています。効率的に設計・実装・評価のサイクルを回していくためにも、私たちは「コアとなる部分は自ら開発する」ということを大切にしています。

今の日産の根幹をなす自動運転・コネクテッドカー・電気自動車の領域では、特に自前で作る部分が多くなっています。
どの程度自分たちで作るのか。「日産の中でソフトウェアを書く」といえば、イメージしやすいと思います。もちろん、サプライヤーの協力をあおぐ部分も多いのは事実。限りある社内のリソースで大切な部分を作り込むためにも、何を外注化し、どこを内製で作り込むか…見極めを大切にしています。

今回の募集は、さらに多くの部分を内製化するためのもの。どこよりも早く、どこよりもユニークかつ安全な技術を実現するために、ソフトウェアエンジニアの力を求めています。

上流工程にもとことん関わる

とはいえ、ただ社内でソフトウェアを書く人を募集する、わけではありません。システム部門などの上流工程と対等の立場でクルマ作りを進められるのも、日産のエンジニアならではと言えます。

「こういう機能を実現するにはこう作った方が良い」など…エンジニアの立場から、どんどん上流工程に私たちは口出しをします。日本の完成車メーカーの中でも、日産は特に社員1人ひとりが積極的に意見を言える柔軟な社風だと思います。社内では、製品開発は勿論、先行開発や研究段階のものも、役職に関係なく自由な技術討議出来る会社です。

特に自動運転・コネクテッドカー・電気自動車は日産の中でも技術のコアとなる部分。自分の手で何かを変える、あるいはやりたいことを実現する…。そんな環境に興味がある方には、ピッタリの環境だと思いますよ。

自動車業界最大の変革期を“ど真ん中”で過ごす

自動運転とIoTは、自動車と人々の暮らしに革命をもたらすと言われています。そんなビッグチェンジの中心ともいえる場所で、深く・濃密に開発を行えることに、私自身、エンジニアとして大きなやりがいを感じています。

今から25年前にも、自動車業界には大きな変革がありました。エアバッグやABSといった安全装備の普及です。そのときも私は開発者として変革の中心にいましたが、自動運転やコネクテッドカーの実現のインパクトは、その頃とは比べものになりません。私がこの業界に入って25年間で経験できなかったレベルのことが、たったこの数年の間に起きるのです。

歴史的なブレイクスルーの瞬間を、あなたはどこで過ごしますか? 「このクルマを開発した」そうご家族に胸を張って頂けるような環境を、ご用意してあなたのことをお待ちしています。

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