三菱電機、u-blox社と衛星システムサービスの連携を発表
センチメータ級測位補強サービスの連携
三菱電機は9月30日のプレスリリースにて、「センチメータ級測位補強サービス(以下CLAS)」を半導体企業として世界をリードするスイスのu-blox社と連携すると発表した。u-blox社は自動車向け測位用、ワイヤレス通信用半導体分野で突出した技術を持ったu-blox社との連携で、準天頂衛星システムの利用を拡大するためである。
連携に至るまでの背景
準天頂衛星システムの提供サービスは内閣府宇宙開発戦略推進事務局が整備を進めている分野で、センチメータ級の高精度測位を実現するCLASを2018年度からスタートすることを計画している。この計画が実行されると、自動車における安全運転支援、自動運転などあらゆる分野での利用が可能になってくると予想される。CLASでは、準天頂衛星から受信し、測位補強データをさまざまな分野で活用することができる。
三菱電機はu-blox社の測位補強データ対応型の自動車に使用できる受信チップの開発に力を入れていく予定だ。三菱電機の高度な衛星測位技術とu-blox社のチップ開発技術を活用し、u-blox社が測位補強データ対応型の自動車向け受信チップを開発することになっている。
これが実現すれば、安全運転支援、自動運転がより安全かつ高度なものになり、あらゆる分野で準天頂衛星システムの利用拡大が可能になると予想している。
(画像はプレスリリースより)
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